床上手な女
私があまりセックスの経験がなかったからあまりお相手のことを言えた義理でもないのですが、床上手な女性はあまりいなかった。
セックスの経験人数はそこそこいることを仄めかしていた女性も何人かたが、あまりその経験が生きていないというか、男を悦ばせようとはしてくれなかった。
私がそういう男に値しなかったのかもしれないね。
長くお付き合いした女性も、最初の頃はかなり頑張ってくれていたが、段々とマグロのようになっていった。
無論、それは私が攻め好きであることがわかり、彼女との間で「型」が決まったからで決して悪いことではなかったとは思う。
それは毎回とても楽しいセックスだったし、毎回面白いくらいに彼女が逝く姿を見せてくれたので、とても満足していた。
でも、たまに「もう少ししてくれてもいいのにな」と思うことは正直なところあったんだよね。
私はあまりセックスにテクニカルなことは望みまない。
ただ一生懸命してくれると嬉しいな、とは思う。
不倫というものをしていて、大好きな彼女がいて、でもセックスの相性が今ひとつだからセックスフレンドを作ってしまった。
この女性も出会いが一番多いとされるPCMaxというサイトで見つけたのであるが、最初からセックスフレンドで、と言ってきた。
正直なところ見た目は私の趣味ではない。
しかし、そんな事にこだわっていたらサイトの出会いなんてないことは百も承知であることを経験則でわかっている。
初めてのセックスからセフレは積極的であった。
私のことが見た目も好みであったらしい。
この女性、なんと床上手なのである。
男のツボを押さえているというか、まぁ上手いのである。
私は夜の街でそういうお店に言った経験はないのであるが、恐らくこんなことをしてくれるんだろうなと思うのである。
「まさか、働いていた?」
と思わせるくらいなのだ。
そんなに頑張ってくれる女性には私も頑張る。
前戯も自然と長くなる。
そして果ててもらう。
しかし、セフレがその後に行う私への愛撫は私のするそれよりもはるかに長い。
これは過去に経験のないことなのだ。
耳、首筋、手と徐々に愛撫するところを下げて行く。
感じやすい乳首は入念にしてくれ、背中や足にまで愛撫を加えてくれる。
勿論、ぺニスは周辺から棹まで丁寧に舐めてくれる。何度逝きそうになったことか。
今、完全に嵌まっているのである。
これまでもセフレ前提でお付き合いした方はいた。
しかし、自らの快楽にだけ執心する方ばかりであったし、私もそういうものだと思っていた。
そして別れてしまうのも早かった。
気持ちがついていかない付き合いは難しい。
しかし、今回ばかりは少し違うようだ。
セフレの技に自らの気持ちが傾きかけているのが少し怖い気がする。