女性の「させてあげている」気分?
最近の若い男性の中には女性との交際の中でセックスを望まない方もいると聞く。
私などは若い頃「三度の飯よりセックスが好き」という感じであったし、今でさえその活力の源は女性であったりする。
思うのは若い男性の無力さとこれは無縁ではないのではないか?と。
ただ普通男性はセックスがしたい生き物である。
私は女性とお付き合いをするのにはフラットな関係を望んでいる。
これは年齢に拘わらず、女性が嫌がらなければ、呼び捨てで名を呼び合うし、言葉もタメ口にしている。
デートに関しても二人で話し合って、行く場所ややることを決める。
このあたりはきちんとしないと、普段の彼女達の私生活=配偶者に抑圧された生活と何ら変わらないものとなってしまい、不倫をしている意味合いがあまり感じられなくなる。
1つフラットではない部分があるとすれば、デート代である。
これは基本的に私が持つこととなる。
割り勘がフラットな関係と考える向きもあるようだが、一人の女性を除いては私より年収が低い場合がほとんどであったため、これは致し方ないことであるし、それくらいの甲斐性がないことには不倫などしてはならないと思う。
若い二人が割り勘にするというのはよくわかる。
しかし、ファミレスのレジの前で二人で財布を開けるなど私には真似ができない。
ただそれだけ。
見栄に過ぎないのかもしれないが、見栄やプライドは大切だと思っている。
ということでそこは自己都合なのであるが、このデート代に対する女性の感謝の言葉というのもその種類によって違うのだ。
例えば食事で言えば「ごちそうさま」。
アミューズメントや映画館で言うと「ありがとう」。
そう言われる。
しかし、ラブホテルの支払いをして何か言われたことはない。
勿論、だからと言って支払いを求めるものではない。
一度長くお付き合いをしていた女性から言われたことがある。
その女性とのデート代も私が支払っていた。
突然彼女は言ったのである。
「デート代割り勘っていうのはありだ、とは思うけどホテル代だけはね。こればかりはって感じするよね。」
私がこれを聞いて思ったのは
「女性はやらせてあげているって感覚があるんだろうな?」
ということだった。
お付き合いが長く、私が割り勘を嫌うことも知っていてのこの発言だったから。
そして、彼女は毎回私の腕の中で果て、「気持ちいいだけのセックスを越えた」くらいのことを言っていただけに、その発言にがっかりしてしまったのである。
では、なんと言うのが正解なのか?
それは今の彼女が言ってくれている。
支払いの時ではない。
ホテルから出て車に乗り込んだ瞬間にである。
「今日もありがとう。楽しかったし、嬉かったよ。」
これでまたホテルに誘ってもいいのかな?と思うのである。