ドン引きした女性からのご提案ラスト
彼女は更にまくし立てるように話した。
「だって貴方は娘との間の子供を認知する必要もなく、そして娘とはずっと男女間の関係を保つことができるのよ。これは男としてはかなりのメリットだと思うけど」
私はもう呆れていたのであるが、ふざけて言ってみた。
「娘さんと関係を持ちながらも、その母親である貴女とも関係を持ち続けられる、と」
「そうね、でもさすがに娘と3Pは嫌よ。恥ずかしいし、差がありすぎて。それは○○さん(友達の名前)だけにしてね。」
私は「これを最後にしよう」と言って、お金を財布から出して席を立った。
本当に恐ろしく思えてきたからである。
彼女からしたら私に対して「最高の提案」をしたのだと思う。
だから家に帰るまでに入っていたメールにはいろいろなことが長文で入っていた。
私は大抵のことは性善説で考える。
彼女の言い分も理解できないではない。
それが私でいいのか?は別として、自らの子孫には良いDNAを植え付けたいというのはわからないでもない。
そして、それは自ら確かめた相手であることで間違えはないと思ったのかもしれない。
付き合い始めた頃に一度だけ、娘さんがグレていたことがありそれは配偶者のせいだ、というようなことを言っていた。
自らが血を分けた相手が誤りだったからこそ、というような思いもあったのかもしれない。
しかし、その一方で友人も交えた3Pの話もしてきている。
これは明らかにマンネリ化した関係の解消のためである。
そう思うと彼女自身の恣意的な部分でそうしているのだと思えてしまうのだ。
しかし、こんな話に私が乗ると思って彼女は話したのであろうか?
母娘を抱くような変態のDNAなど受け継がせたくないと思うのであるが。
おしまい。