10年ぶりにセックスをした女、ラスト
私が微睡みから目を覚ますと彼女は私の上で激しく腰を振っていたのであった。
髪を振り乱し、激しく前後上下に腰を振っていた。
私はその異様な光景を目を見開いているしかなかったのか?
私は彼女が酔っていたことをいいことにちょっと快楽から苦痛に入るくらいまでに責めたつもりだったのであった。
そして彼女は当に白眼を剥いて昇天をしたと思っていた。
だから後は時間が許す限り、彼女をゆっくり休ませて帰そうと思ったのであった。
しかし、私は不覚にも彼女にマウントを取られていた。
しばらく、私自身が呆気にとられている中で起きてしまった現象は彼女が
「うっ」と言うと生じてしまった。
その後のことは具体的には言わない。
私はスカトロの経験をしたとだけ言っておこう。
彼女はトイレに入った。
私は身体の汚れを流してから彼女の背中をさすい、バスルームで身体を洗い、そして拭き、部屋の温度を上げて彼女をソファまで抱き上げて寝かせた。
彼女が落ち着くまで見守った。
やっと立って歩けるだけの状況になったからホテルを出た。
先ずは彼女をタクシーに乗せた。
ドライバーさんに迷惑をかけるといけないので、訳をいい、30000円を渡して家まで送ってもらうことにした。
私はその次のタクシーで帰途に着いた。
翌日メールをしてみたが、返信はなかった。
致し方ないだろう。
そして今をもって何ら返信はない。
少し残念には思う。
この気持ちも当たり前だ。
これからだ、と思っていたからね。
でも、ある時にサイトで彼女とおぼしき女性の書き込みを見た。
良かったな、と思った。
まだ女でいたいんだね。
そのきっかけを作れたのであれば本望さ。
おしまい。