豚もおだてりゃ木に登るという話
自己評価が高い人間と低い人間がいて、前者のタイプという人は本当に羨ましいなと思うのである。
自己評価が高い人間は表面的には謙虚に振る舞っていても、プライドは高いし、自分を曲げないというところがある。
私はどちらかというと自己評価が低い人間である。
もともと評価なんていうものは他人の判断だという思いがあるのだが、自らを冷静に判断した時に大したもんでもないと思うのである。
上を見ればキリがないし、下を見ても同様なわけである。
どこを平均値に置くか?というかにもよるのであろうが自らを評価することはできないんだな。
サイトのプロフィールやメールでの自己アピールで妙に自己評価の高い女性がいる。
私の拙い経験からするとこのような女性たちは「大したことはない」というのが素直な感想なのである。
勿論、それは自らの期待値が高いがためにそんな感想になってしまうと思う。
確かにそうした女性は「男好き」する何かがある。
エッチな感じのする顔やボディを持っていることは事実なのである。
そして、更に確実に言えるのは、私のことを気に入ってくれているという前提で「会ってから落とすのは早い」ということなのである。
謂わば「緩い」ということだね。
今まで落とされてきた男同様に誉めればいいのだから。
手軽にセックスができるという点においては、これほど楽なことはない。
しかも男がセックスをしたいがためにそう言っているということに気づいていないというあたりが、かなり狙い目だと思うのである。
しかし、そうした女性に恩恵を被りながらも、自らも同じような幻想に駆られることがあるのだ。
「恋は盲目」とは良く言ったものでステディとなった女性は私のことを過分な評価をしてくれるのである。
「カッコいい」「素敵」
そうした言葉には主観論に加えて、盲目になっている彼女がいるのである。
「豚もおだてりゃ木に登る」
そうなってはいけないのであるが、勘違いするのである。
評価は他人がするもの、なんて思っているだけに尚更自惚れるんだね。そう言われると。
毎朝鏡を見て、自らの評価を低く持つべきなんだと思う。客観的に見る必要があるな。
決して私のルックスできたわけではない。
内面なんだよな。
そう考える必要がある。
自らを豚と思って内面を磨くしかないんだ、と思わないといけないんだよな。