意外性は経験から。
私はセックスというのは経験人数ではなく経験数だと思っていた。
一人の女性をとことん追求するからこそ、いいものが生まれると思っていたクチである。
若い頃にほぼ毎日セックスをしていたことがあった。
半同棲の彼女がいて、平日は彼女の家に寝泊まりし、週末は実家に帰るのだが車を取ってきて彼女とデートしていた。
ほぼと言ったが、ある年など毎日何回もという日々であった。
仕事から帰ってきて寝る前に三回、起きて朝二回という具合である。
仕事は当時からそこそこ忙しかったから、よくもまぁという感じであった。
週末はどうか?というと場所をラブホに変えるから更に激しかったのであった。
その女性と3年半くらいお付き合いしたが、たぶん3000回くらいは彼女の中で射精しているのである。
それはそれで良かったと思う。
なかなかできない経験ではあった。
そこで学んだことは多く、勉強になったと思うのである。
一方でその女性は一定満足させたもののワンパターンであり、普遍性があるか?と言われればそうではないと言わざるを得ない。
経験人数もまた必要なわけである。
こういうことをして20人くらい経験をした頃思ったのは、人それぞれ感じ方が違うということなのである。
深く挿れるということ一つを取ってもノーマルがいいのか?バックがいいのか?身体の造りによって違うわけである。
そしてプレイ内容も激しいのが好きな人もいれば穏やかにゆっくりとするのがいいという人もいた。
嫌がるようなことをしたくはないのでお相手の嗜好を聞いてすることが多いのだが、好きなプレイや体位を基本にアレンジを加えると「こんなの初めて」と言われることがある。
そして中には毎回そのプレイを欲する場合もある。
タイプ別でパターンが決まってくるのであるが、その女性にとっては初めてで意外らしい。
しかし、前戯でどこがウィークポイントかわかれば、意外でも何でもないのだ。少し考えてあげればいいだけのこと。
ただそれもまた、ある程度の経験人数をこなしてわかることなのかな?とも思う。