ゲスな男、ゲスな女(9年間の不倫と今の戯言)

40過ぎに女の味を知ったショーもない男のブログです。言いたいこと言うばかりで参考にもなりゃしないと思います。コメントは承認制にしているので、非公開の場合はその旨書いてください。

若き頃の不倫の追憶11~だんだん大胆になる

私と彼女はホテルデートだけでは飽きたらなくなっていく。

私よりも前に不倫をしていた男性はたぶん二人~三人いて、彼らとはホテルデートであったことが推察された。

本来不倫というのは「秘密のお付き合い」であり、クローズトスペースに二人でいるのが安全だ。
車内やホテルの個室がこれにあたる。

それをいいことに男性はホテルデートだけをしようとする。そして不倫相手を「セックスの対象」とする。

たぶん彼女もその対象となっていたのだろうし、私もそうしてしまっていた。

過去の男を乗り越えたいとの思いは沸く。

彼女の旦那さんは忙しい方で家に帰らないこともあった。その全てが仕事であったとは思えないのだが。

それは私にとって好都合であった。
会社帰りに彼女を誘い出し、二人で飲むことが多くなっていった。

週末も観光や釣りに行くことが増えた。夏には海水浴に行ったりした。

私は満足であった。それは彼女が満足そうであったからだ。そしてそれは過去の男を乗り越えたことを意味していた。

楽しかったからだろう。緊張感はなくなっていった。だんだん行動は大胆になっていった。

見られているだろうにドライブ中の車内でキスをした。
デート中は手を繋いだり、腕を組んだりした。
しまいには夜の街角でキスするようになる。

彼女はオープンスペースでは私の呼称を「あなた」にするようになった。
姉さん女房を気取りたかったのであろう。
確かに仲の良い夫婦に見られたかもしれない。

演じているうちに現実がわからなくなることがある。
完全に麻痺していたのだ。


こうした現象?というのは「愛されている」と女性が実感した時にいつも生じることなのである。

いや、セフレでさえそうなる場合がある。

こうなっていくのは致し方ないことと思っている。
誰しも恋愛に慣れているという訳ではないということなのである。

若い時に憧れていた恋愛の姿が実現した時にイカれてしまうのだろう。

しかし、あくまでも不倫なのである。
秘密の恋愛だ。手から水が漏れるようなことがあってはならない。

そこは男である私が冷静にならないといけないと思っている。優しく注意する。それこそ本能の赴くままにしてはならないのだ。

イチャつくのは二人きりの時だけにしたい。

つづく