遠来の女はかなり発展的~その12
私はかなり強いストロークを重ねていたが、なかなか達することができなかった。
足を閉じさせてバックから突けば刺激も強くなるかと思い、そうしてみた。
私への刺激が強いということは彼女への刺激も強いということとなる。
「逝くぅ~」また何度かその声を聞き、私も刺激に堪えられなくなり射精に至った。
あくまで物理的に、ということに限られるが、身体だけの関係と思った女性ほど満足させてしまうのは皮肉だ。
この日は2回で終わらせた。
私はまだできたが彼女がいっぱいいっぱいであった。
「こんな激しいセックスは久しぶり。いや、初めてかも」
経験高い女性をセックスで満足させるという私の所期の目的は達せられたのであった。
「また札幌にきた時は宜しく~」
軽いトーンで彼女は今晩宿泊するホテルの方向に消えていった。
私は「もういいかな」と思った。
なぜなら、この女性全く私への愛撫がなかったのであった。
マグロ。いや、自らの快楽のための要求は高かった。
しかし、私に施しを与えるということはなかった。
これではたまに会うにしても楽しみもないな、と思ったのであった。
つづく