ゲスな男、ゲスな女(9年間の不倫と今の戯言)

40過ぎに女の味を知ったショーもない男のブログです。言いたいこと言うばかりで参考にもなりゃしないと思います。コメントは承認制にしているので、非公開の場合はその旨書いてください。

夫がEDで~その6

私が車中で待っていると、らしき女性が歩いてきた。

北国と言いながらもその日は気温が高く、半袖の少し派手なワンピースにサンダルを履いていた。髪の毛は茶髪でソバージュであった。

体型はスリムで私好みであった。
顔は少し派手な感じがした。これまた私の好みであった。

彼女の方も目標とする車は私の一台だけとあって迷うことなく近づいてきた。

私は車内から彼女に微笑みかける。
彼女も微笑んでそして助手席のドアを開けて入ってきた。

挨拶を交わす。

人通りはほとんどないが、駅前であるので人の目に触れるといけないので車を出す。

私は車をゆっくり走らせながら言った。
「本当にホテル直行でいいの?」
「はい」
彼女はややうつむきながら言った。

聞いてはみたもののこの田舎町に朝から行くようなところもあるまい。

「不案内なものですからナビしてもらってもいいですか?」

実はサイトで女性を探すようになって初めてお付き合いをした女性はFという更に田舎町に住んでいた。

その町にもラブホはあったが、あまりに目立つということで60kmの道を下り、この町やT市のラブホまで来ていた。今思い出してもご苦労なことである。

だから自衛隊のところに行けば数件が軒を連ねていることを知っていた。

彼女は言った。
インターチェンジの方まで行ってくれるかしら?」

自衛隊にしろ、インターチェンジにしろラブホがある定番の場所である。

彼女は道すがら言った。
「手を握ってくださるかしら?」
私は言われた通りにしてみた。

「はあっ…」
彼女の口から吐息が漏れた。

そして、あっという間にその手は汗ばんだ。
顔を見れば、紅潮している。

「見た目、気に入ってもらえたかな?」
「気に入るも何も…私でいいのかな?と思って…」
「もちろん」

生意気にも私は心の中でほくそ笑んでいた。

つづく