遠来の女はかなり発展的~ラスト
彼女について私なりに考えたことはこのようなことであった。
何百人という男性を経験をしているが、本当のセックスの楽しみ方を知らないのであろうな、と。
勿論、私とのセックスでも絶頂を迎えていたし、女としての身体の悦びは十分にこれまでも知ってきたのではないかと思う。
結婚前からお付き合いをしているかなり年上の男性がいることを聞いていた。
予想でしかないが、かなり可愛がられてきたのではないだろうか?
しかし、その男性も加齢と共にセックスの回数は減り、他に男を求めた。
手っ取り早いのはハプニングバーなどのセックスを前提としたコミュニティに行くことであった。
客観的な容姿や彼女の年齢を考えた時、フリーではなかなかお相手は見つからないと思う。それは彼女も自ら感じていたことではないかな。
しかし、世の中、セックスいや射精をしたい男なんていくらでもいる。それが自らの手ではなく、女性のヴァギナを使えるのであれば満足という男は意外と多いと思うのだ。
そして彼女自身もまた射精をさせてあげることを「男の満足」と捉えていたならば、私に対しても十分な満足を与えたと思っているのであろう。
私はそうではないと思っている。
男女共に楽しめるセックスを知らない彼女はある意味ではかわいそうに思うし、男である私は自分本位なセックスをしていないか?と改めて反省したのであった。
2週間後くらいに彼女からメールがきた。
近々札幌に行くのでお付き合い願うという内容であった。
私はその時の気持ちを正直に書き、お別れをした。
おしまい