夫がEDで~その7
私は車を下りると彼女の手を握ってホテルの中に入っていった。
そして部屋を選ぶパネルのところに行くと肩を抱いて「どの部屋にする?」と顔を近づけた。この時点で彼女はやや震えていた感じがした。
彼女が選べずに迷っていたため、私は広めの部屋を選択した。
エレベーターに乗り、部屋に入ると私は軽く彼女をハグした。
震えは更に大きくなり、そして急に力が抜けたように彼女は床にへたりこんでしまったのであった。
「大丈夫?」と言って両手を取ると
「私で本当にいいのかしら?」と再度質問をしてきた。
「じゃなければ、ホテルに一緒に入らないよ」
そう言うとやっと彼女に笑顔が見られた。
私は小柄な彼女を床から抱き上げ、そのままソファーにそっとおろした。
「少しお話しよう」
私はそうと彼女の額に軽くキスをした。
それだけでも彼女の身体はビクッと反応していた。
私は彼女の腰に左手を回しながら右手では髪を撫でて聞いた。
「なんで私でいいの?って何度も聞くの?」
「だって、今までの人は年上か私と同じくらいで。髪が薄かったり、お腹が出ていたりしたものだから」
「俺が一番まともだと言うこと?」
「まともも何も。今までの人たちとは全然違うし、嘘みたい」
「でも、若い男でも熟女好きはいるでしょう?お誘いはあったんじゃない?」
「メールでも書いたけど、あまり若い人は苦手で。激しくされたりしたら無理かな?って」
「そうなんだ。じゃあ優しくするね」
また彼女はビクッと反応した。
「貴方の声だけで感じてしまうわ」
彼女は恐らくこの時にもうしたかったのだと思う。
しかし、私は内心まだまだ、と思いながら髪を撫でつつ会話を進めたのであった。
時々、指が彼女の耳にかするようにしてね。
その度にやはり身体が反応するのであった。
つづく