ゲスな男、ゲスな女(9年間の不倫と今の戯言)

40過ぎに女の味を知ったショーもない男のブログです。言いたいこと言うばかりで参考にもなりゃしないと思います。コメントは承認制にしているので、非公開の場合はその旨書いてください。

夫がEDで~その12

私はフィニッシュを迎えようとして腰の動きと気持ちを高めていった。

男性が勃たないとかイケないとかいうのは自らが弱いということの言い訳に過ぎない。

そして射精コントロールというものはがまんするという場面もあれば、無理やり?にでも出すという場合もあることをこの頃には知っていた。

それを知ったのはその時にお付き合いをしていたステディであったのだから皮肉なものである。

「逝くよ」
そう耳元で囁くと私は更に腰の速度を上げた。

「いっぱい出してぇ」
そう言われた瞬間に私は果て、彼女もまた絶叫と共に大きな到達を迎えたのであった。

一度目から私の思い通りに行くことはめったにないことであったから身体の相性が良いことは明らかであったが、ステディと週末にセックスをし続けたことによっていくらか女性の身体がわかり、セックスにも慣れてきたのかな?とも思った。

しばらくして私はゆっくりとペニスを彼女の中から抜き、彼女の隣に横たわった。そして、いつもステディにしているように腕枕し、顔に唇を軽く当てながら髪を撫でた。

目を瞑っていた彼女が目を開けるとこう言ったのであった。
「貴方、全然違うわ。溺れそう…」

「お世辞でもうれしいよ。ありがとう。俺も楽しくセックスできた」
こう答えた私は実は下半身に神経を集中させていた。

できあがり…そう思った時に彼女の手を下半身に持っていった。

「す、すごい。もう?」
私の勃起したペニスに触れて彼女はそう言った。

「もう一度いいかな?」

「勿論よ、お願い!!」

「その前にちょっと汗を流さない?先にシャワーしてきて…」

彼女は頷くと慌てたようにバスルームに向かった。

私はそれを見届けると携帯を手に取った。

「一軒目終了。次のお客さんに行くね」
ステディへの業務連絡?であった。
これがしたくての射精であり、再び勃たせてシャワールームに行かせる算段なのであった。

浮気は絶対にバレてはならない。

つづく