いい男に出会った女～１

私の出会った女性たちは大体が初めての不倫ではなく、何度目かのそれであったようだ。過去の男性の話が出たこともあれば、何となくそう思うこともあった。

私がセフレと呼んできた人たちはそれが現在進行形ということだね。

まったく不倫経験がなかった人もいたが「えっ？この女性にも？」という真面目そうな女性でも過去に不倫経験があったから、結構な割合の既婚女性が不倫経験があるものだな、と思った。

間違いなく私が初めての不倫相手という女性は３人だけかな？と思う。

中には過去の男性のことを非難した女性もいた。
これはほとんどの場合、肉体関係だけで終始した（私のセフレとのお付き合いのレベルではない「やるだけ」）ケースであり、普通は少なくとも初期の段階で過去（現在）の男性を批判することはない。

これは当たり前だと思っていて、「私が選んだ男に間違いはない」という自負を持っているだろうからね。

しかし、本当にそうなのかな？と思うとそうでもないんじゃないかな？とも思うわけである。

私はそういう意味を確かめたくてセフレという存在を作っていると言ってもいい。

彼女たちは彼氏さんを持ちながらも私という存在を求めてきたわけである。

しかも、少なくとも入口はセックスという男性が考える「肉体関係」を求めてはいない。

無論、私も自らのセックスを自慢するような書き込みはしていない。何せセックスに自信はなく、それを自慢してセフレを作ろうとは思わない。

こうしたことを書くと男性諸氏は「なぜセフレを標榜できるのか？」となると思うが、実は今彼に疑問を持ちながらもお付き合いを継続している女性は意外と多いということなのである。

これは自らも気をつけないといけないことなんだけどね。

つまりは「釣った魚に餌をやらない」的なお付き合いをしてしまっている、ということのようなのである。

以前にも書いたが過去何人かのセフレに「どちらが彼氏か（セフレか）わからない」と言われたことがあるのはそういうことなんだろうね。

「不倫している」=「恋愛している」とはなっておらず、ただセックスをする関係に止まっているというケースが多いような気がするのだ。

それに薄々気づいていてもお付き合いを継続せざるを得ないほど、私生活が乾いているということなのかもしれない。

しかし、その一方で「いい男に出会った女」というのもいる…というのも事実だ。

つづく