ゲスな男、ゲスな女(9年間の不倫と今の戯言)

40過ぎに女の味を知ったショーもない男のブログです。言いたいこと言うばかりで参考にもなりゃしないと思います。コメントは承認制にしているので、非公開の場合はその旨書いてください。

ベンツに乗る女~その8

私たちは個室に入った。

彼女はどことなく震えているような感じがした。
そこにはそれまで私に見せていた経営者としての風格やセレブとしての余裕など感じなかった。

そんなギャップに私は興奮を覚えてしまったのであった。
キスすらしていないのに自然と股間は膨らんでいた。

彼女をソファーに導いて座らせるとその横に立って私は笑みを浮かべて言った。
「大丈夫かな?」
彼女は頷くと
「覚悟しています」
とバージンのような発言をしたが、その目線は目の前にあるカーゴパンツを押す私のぺニスに向けられていることがわかった。

私はゆっくりと彼女の隣に座ると頭を撫で、そして身体を抱き締めてみた。
「んんっ…」
彼女の口から声が漏れる。

彼女を解放すると力が抜けたようにソファーに体重をかけた。

私は彼女の顔に自らの顔を近づけた。
当然キスされると思ったのであろう。
目を閉じて待っていた。

しかし、私は微笑んでじっと彼女の顔を見つめていた。
彼女はその異変に気づき、目を開けた。間近に私がいた。

瞳と瞳が合い、視線がぶつかり合うと彼女の呼吸が激しくなった。それは過呼吸とも言えるほどであったのだ。

それでも私は彼女の表情を見つめていた。

無言ではあったが、その分彼女の吐息がホテルの個室にこだました。

もともとこうした場面に弱かった男である。
しかし、今や客観的にこの場面を迎えられているのは自らの経験なんだろうな、と思ったのであった。

その場面が続いた時、「早く」と言って彼女がした行動は私の股間手でをまさぐることであった。

私は彼女の唇から愛撫するようにした。

つづく