女扱いの下手な男
無論、自らを棚に上げようとしているわけではない。
私は決して女扱いが上手いわけではない。
ただ、ど下手かというとそうではないかな?とも思ってはいる。
私は姉妹がいないことに加えて、男子校にいたこともあり、女性という生き物に対しての免疫力がまるでなかった。
半ばアレルギーとも言えるその症状はなかなかのものであったと思う。
その一方で女性には非常に興味があったのも事実だ。
要するに「女好き」ということだね。
何つけ言えるのであろうが、この「興味を持つ」ということは重要なことだと思っている。
これを失った瞬間に向上心も失うわけだね。
そんなこんなで俵一枚残った感じであったのだが、恋愛という実務にあまり触れることがなく、ここまで来てしまったのかな?とも思う。
そんな私をもってしても「女扱いが下手だな」と思わせる男性がなんと多いことかな?と思うのである。
カッコいいからと言って女扱いが上手いかというとそうではないのであるが、やはり女性に接している経験が多いために「上手いなぁ」と思わせることの方が多い。
やはり「ん?」と思わせる見てくれであるものの、男社会の中でなんとなく成り上がってしまったヤツほど始末に悪いことはない。
男女雇用機会均等、男女平等とは言いつつも同じように接していては「上手くいくものもいかない」ということになるのである。
プライベートで女性と接していて明らかなる「感性の違い」というものを感じることがある。なかなかコレという表現は見当たらないのであるが。
男女平等とは「女が男化」するものではない。
それを男社会の目線でマネジメントすると齟齬が起きるものと思っている。
男の目線で言えば、女性はデリケートな生き物と思っておいて間違いはない。そこにエセ平等的なマネジメントをすると女性は着いて来ないのである。当たり前の話であるが…
ついこの前までセクハラをしていた感覚でパワハラを行ってしまっているという感じかな?知らず知らずのうちに。
既に「弱者」という観点ではない社会になりつつあるのは否定しないが、それだからこそ「感性の違い」は意識しないといけないし、理解できないままにエセ平等を押し付けるのは悲劇を招くと思っている。
途中でその「感性の違い」を上手く表現できないとしたが、私はそのレベルにしかない。これまた繰り返しとなるが「女扱い」なんてレベルにはないのである。
させれば、一歩戻って「弱者」と捉えてマネジメントするしかないのかな?と思っている。
「弱者」を泣き寝入りさせてはいないかな?と目配せしながらね。