夫がEDで~その22
私はホテルに入るとシャワーを浴びてステディを抱いた。
当時の体力と精力からすればこれだけのインターバルを開けていれば何ら問題はなかったとは思うのであるが、それでも浮気相手との情交を2度に止めておいて良かったと思うのであった。
それ以上に気が気でなかったのはどこかに女の匂いが残っていないか?ということであった。
それは体臭という意味だけではない。そんなものは情交の後にシャワーで消している。
女性と交わってきたばかりの雰囲気を感じ取られてはならないのである。
私はいつものようにステディを愛撫した。
自ら申し出ただけあってステディの感じ方は異常なほどであった。乱れているとも言える感じだった。
私は前戯で何度もステディをイカし、そしてインサート後も何度か身体をのけ反らさせた。
それはそれは必死であったと思う。
もう慣れた身体は抱くのには心地良かったし、射精コントロールも自在であったから適度なところで一度射精をした。
そしていつものように直ぐに次の愛撫に入った。
貪るように求めていたのは後ろめたさからくるものではなく、むしろ数時間前に別の女性の上で腰を振っていたことを回想しての興奮からくるものであった。
その間、ステディは何度となく昇天をした。
そして私はその姿に満足をして2度目の射精をステディの中に撃ち込んだのであった。
まったくバレた様子はなかった。
ホテルを出てから一時間後に繁華街で再会したが、午前中の出来事を問いつめられることはなかったし、飲んだ後に再び求められることもなかった。
しかし、私は今もって思うのはステディは何かしらのことを感じとって私のことを求めてきたのではないかな?ということである。
当時、それだけお互いが通じていたのであろうな、と思うところではあるのだ…
つづく