ゲスな男、ゲスな女(9年間の不倫と今の戯言)

40過ぎに女の味を知ったショーもない男のブログです。言いたいこと言うばかりで参考にもなりゃしないと思います。コメントは承認制にしているので、非公開の場合はその旨書いてください。

最近気になって仕方ないこと

私も大台に乗って、今の自分を「中年」「熟年」「老年」どう呼んでいいのかわからない。

先日も書いたと思うのであるが、それら老齢化に無駄な抵抗を行っていて、皮膚にローションを塗ってみたりサプリを飲んだりしている。

老齢化は耳の後ろから始まると聞いたことがある。恐らくは加齢臭のことを言っているのであろう。
だから風呂やシャワーに入れば、そのあたりを異常に洗うのである。

先日、会社で仲良くしてもらっている同期が札幌にきたので5年ぶりに飲んだのである。

会うや否や彼は言った。
「若いねー、全然変わらないじゃん」
それを聞いた私はすかさず返した。
「いやいや、そっくりそのまま返すよ」

笑顔でこう言うのが当たり障りのないことであるが、私は大きな嘘を言ってしまった。

明らかな劣化を彼に見たのだ。
そして彼も営業マン。
入口を選んだ可能性がある。どうであろうとも「そう言えば当たり障りない」と考えても不思議ではない。だから額面通りに受け取って真に受けたらいけないのである。

そして、そう思った私は家に帰ると5年前の写真をスマホのアルバムから見てみた。そこには5年前の私の隣に前カノがいた。それをじっと見つめると「未練」という文字しか浮かんでこないから、あえて無視するかのように私だけを指で大きくしてみた。

考えられない劣化をしていたのである。
毎日顔を洗って見る自分の顔など「遠目」でしかないことを目の当たりにした。


同じ頃である。
私は風呂上がりに綿棒で耳そうじをしていた。

その綿棒にかすかに何かを感じたのだ。
慌ててそこに指を向かわせる。

なんと「耳毛」が生えていたのだ。
私はそれを抜くと反対の耳にも手をやった。

何せ慌てていたのであろう。
左手で右の耳に手をやっていたのだ。
財津一郎の「キビシー」的なポーズになっていたのである。これでは抜けない。

冷静になって右手で耳毛を抜いたのであるが耳毛だぞ、爺のシンボルのようなものだ。

今週の月曜日のこと。
営業会議をしていた。

今月は「マネジメントに特化」などと悠長なことは言ってられないのはわかっている。だからそれなりに動いてきたはずだが、ここにきてある地区の担当者が「できません」と言ってきた。

「今さらかよ」とは思った。しかし、そこで叱ったところで数字が出てくるわけではない。ぐっと我慢した。そして、思案した。右手を眉間に当てて。

間なら良かったのだが、私の指先は眉に当たった。
何気にいい感触が指に当たった。

太い眉毛が生えていたのだ。

太い眉=村山元首相、という発想にしかなり得なかった。

そして「あんな爺」に自分がなりかけているということを実感した瞬間でもあった。

もう会議などどーでも良かった。
早くこいつらを抜かないと村山さんのような見た目のくそ爺になるとしか思えなかったのである。

会議を解散した。マネジメントの放棄である。
その結果、自ら数字を取りに行くこととなりこの3日間で1800km以上車を走行させている。

こうなると「毛」が気になる。幸い禿げてはいないが円形脱毛症になっていないか?まさか下の毛に白いものが混じってないか?など、すごく気になるのである。

こうして私が経年劣化していないか確認しなきゃいけないところがまた増えたのであった…