ベンツに乗る女~その17
私は仰向けになった。
正直なところこのフェラという行為にあまり期待したことはなかったし、それは未だにない。
一部の女性を除いて上手かったことはなかったから期待してはならないのだ。
これは私の考えであるのだが、週刊誌などでセックスの記事があると「男の前戯が下手で…」なんていうのを目にするが、ならば女性ももう少し前戯を学んだ方がいいと思うのである。
セックスのプロセスの中でフェラがあるのならば、もう少し男の弄び方を研究した方がいいのではないかな?と思うのである。
自分としてはあまり期待しない反面、好意を持つ女性が性器を口にしてくれるということについては感激をする。そこに興奮を覚えるのであった。
この女性とはこの時点ではセフレとは言ってなかった。しかし、ここに至るまでの会話からすると大人なお付き合いになるのであろうな?と思っていたのである。
なんとなく彼女の方もさばさばとしたお付き合いを望んでいるようであった。
私が仰向けになると彼女は先ほど私がやったのと同じような丁寧な愛撫を耳、うなじ、首、鎖骨と舌を使ってしてきた。
そしてその標的が乳首にくると手を股間に伸ばしてきた。
股間に伸ばしてきた手はいきなりぺニスに行くわけではなく玉のあたりを撫でるようにしてきたのであった。
そして乳首に対しての舌の使い方も時には激しく、時にはソフトに…絶妙であった。
お恥ずかしながら、何度か声が出てしまっていた。
昔お付き合いしていた年上の彼女が「乳首とヴァギナの相関関係」について言っていたが「乳首とぺニス」についても同じことが言えると思う。
いや、この時に思ったのはぺニスではない。前立腺のあたりがじんじんとするような感覚なのであった。
既に勃起していた私のぺニスは更に膨らみ、パンパンとなっていた。
「それではお口でさせていただきますので仁王立ちになってください」
言われるがままにした。
彼女が私のぺニスに口を近づける時に目元が笑っているように見えた。
つづく