睡眠薬になれてる?
「風と共に去りぬ」という映画をご覧になったことがあるだろうか?
私は人の薦めもあり、若い時にビデオで見た。
正直なところ、あらすじくらいしか覚えていないのであるが、あるシーンだけは不思議なほど覚えている。
スカーレット・オハラ(ヴィヴィアン・リー)、レット・バトラー(クラーク・ゲーブル)夫妻があまりいい関係になく、嵐の夜も口論になるのだが、その後レットはスカーレットを無理矢理犯す…ことを想起させるシーンがある。次のシーンは翌朝。鼻歌まじりに家事をこなすスカーレットがそこにはいる。
不思議に思ったね。
全然理解できなかった。
身体で解決したの?あり得ない、なんて思ったものだ。
しかし、今考えてみるとわからないでもないかな?と思う。
「貴方とエッチした夜はよく眠れる」
今までお付き合いしたステディ(彼女)のほとんどに言われたことである。「翌朝すっきり起きれる」とも。この感覚なのかな?と思うのだ。私(たち)の場合は悪感情の下にしたわけではないのだが。
セックスをすると眠くなる。
これは男に顕著であるが、これは寧ろ物理的な部分である。
普通は動きの主体は男が行う。インサート後の運動量というのはなかなかのものであるし、嘘か真かわからないが射精は300mを全力疾走したのに等しい体力を使うというから疲れて当たり前だ。眠くもなろう。
歳を取ると連続でできなくなるのは、精力の減退というのが一番大きな原因であろうが、体力が落ちることも大いに関係するのであろう。
女性の場合は物理的な部分というよりも精神的部分の方が大きいのだと思う。
自分が好きな男に抱かれるのは安寧をもたらし、幸せな気分となるから「よく眠れる」のであろう。
スカーレットも口論でブレた感情をセックスをしてレットの気持ちを確かめられて安寧を覚え、そしてよく眠れたから鼻歌まじり…なんだろうね。
この言葉はセフレという仲の女性たちから言われたことがない。精神的な合意にまでは至ってはいないということだね。所詮その程度の関係…それでいいんだけどね。
あ、肝心な今の彼女さんからも言われたことがないぞ!
お泊まりした時には腕の中ですやすや眠っているから大丈夫だと思うんだけどね。
今度聞いてみるかな。
「俺って睡眠薬になれてる?」
って。
いや、やめておこう。
自然と出るまで…