ウソのプロフィールを書いていた女~その7
その日は昼間はステディと会っていた。
ステディには「今晩は上司に麻雀に誘われているから少し早めに帰るね」と言っておいた。
現にそういうことは何度かあったので理由としてはきれいに通る話であったのだ。
この頃のステディとの関係は非常に良好ではあったのだが、ステディは過去こうしたお付き合いをした男性が所詮は身体目的であったことを薄々気づいており、私との関係はそうしたくはないと思っていたらしい。
「らしい」というのははっきりと聞いたわけではないのであるが、ちょっとした発言が私にそれを気づかせることとなったのであった。
私にはそういうつもりはなかったからそれを察する以上はそういう付き合いをしないといけないと思ったのである。
だから何となくなのであるが、2週間に一度セックスをするという暗黙の了解のようなものができていた。
しかし、ただし書きがあって…ステディに求められたらその限りではない…というものであった。
その日は前の週にいわゆる姫始めをしていたので、ホテルには行かない週であった。
しかし、ただし書きだったのである。
以前にもこういうことはあった。しかし、その時は事後であり、夜までの間のショートタイムであったからその時に持ち合わせていた体力に任せてステディに撃ち込むことをしたのであったが、今回は逆である。
先ずステディを抱いてから夜に別の女性を抱くこととなる。
しかも、この日会うやいなや「今日は朝からちょっと変な気分で…」などと言ってきたのである。
そういう週であってもランチくらいしてから…というのが通例であったが、朝10時からそんなことを言い始めたのであった。
ここで躊躇ってはいけない。
そして、全霊をもってステディを抱かないといけないと思った。
そもそも、こんなことをしているのは自分が男としてステージアップする=ステディを楽しませるということである。ならばここで夜のために体力と精力を温存するなどあってはならない。
私は喜んでステディをホテルに連れて行ったのであった。
そして…ステディが
「大丈夫?夜麻雀するんでしょ?」
と心配するくらいに激しくセックスをした。
なんなら夜はドタキャンしてもいい…くらいに思って
「それとこれとは別だよ」
と言って何度も一緒に果てたのであった。
つづく