不倫をするインフラのレベル(1)
出会い系サイトで知り合い、お会いしてから男女の関係に至るまで私は基本的にはお断りをするということはしてこなかった。
なぜなら、ステディと楽しむ以外はいろいろなタイプの女性とお付き合いしてみたかったし、それによって経験値も上がっていくと思うからなのである。
ここで自らの嗜好を前面に出せば、その目的は達せられないし、結局はタイプが片寄るという事態に陥ると思うのだ。
しかし、何人かは私の方からお断りしたケースもあった。
それは不倫をするだけのインフラが整っていないな…と判断した時のことである。
そのインフラとはまさに「時間」のことである。
もちろん、そのあたりはサイトの段階で大まかには話してはいることではある。
私は普通の勤め人であるので休みは基本的にはカレンダー通りなので、それに合致しない方は避けるようにしてきた。中には私が多少無理をする、例えば定時退社をすればなんとかなる、という場合はお付き合いを開始したことがあったが、それでも無理は長続きしないということも学んだのである。
そうした中で休みの日も合致しているのであったが、「これはダメだな」とお断りをしたケースは会える時間が短い…というものであった。
私の不倫経験の大半はお相手にもパートナーありのことがほとんどであるから「彼氏さんとはどうしているのかな?」と思ったりもしたのであった。
例えば、ある休日の朝10:00に待ち合わせをしたとしよう。でも15:00には家に戻りたい…とされたら、まともなデートなんてなかなかできないのである。
11:00にレストランに入って談笑して食事して12:00近く…15:00に家に着くとしたら、14:30にはサヨナラしないといけないからもう2時間半くらいしかないのである。
不倫という関係には肉体関係は当然あってのこと…と思うが、その後にホテルに行ったところで正味2時間なわけである。落ち着くこともできやしない。
私なりにイメージをしてみたのであるが、自らのペースには合わないと判断して2、3回デートをしてお断りしたのであった。
この女性は私が突然別れを切り出したことに驚いていたし、残念がっていた。
会っている時は楽しかったというのである。
因みに…彼氏さんとはどうしているのか聞いてみた。予想はしていたのであるが朝からホテル直行だということであった。それも致し方ないであろう。
ただ…そのお付き合いの仕方であるとたとえセフレであったとしてもなんとも味気ないと思う。
男性はわりあい時間は作りやすい。
一方で女性は家族に左右される部分が大きい。
それはよく理解しているから、なるべくならば私がお相手に合わせないといけないと思っている。
しかし、会う時間の長さまでは変えることはできない。
楽しく二人で過ごすには一定の時間が必要である。
不倫をするにもその程度のことは前もって準備しておかないといけないと思う。
自分だけの時間を作っておく、というね…