10年ぶりにセックスした女3
彼女は激しく求めてきた。
この日は春とは言いながら、そこそこ暑かったと記憶している。
外を歩けば多少なりとも汗はかいていたと思うのである。
しかし、彼女は酔っていたこともあったのであろう。
もう臨戦態勢に入っていた。
もつれるような形でベッドに行くと彼女に脱がされるような形で私の上半身は裸になった。
本来?であるならばシャワーを浴びてから、行為に移るのが当然であろうが、女性の求めであれば致し方あるまい。私はお返しとばかりに彼女の胸元の開いたブラウスを脱がせた。
それはまるで若者同士が互いの身体を求めているかのようであった。
この時、彼女はふと我に返ったような表情をした。
そして、こう言ったのである。
「私、10年くらいエッチしていないから。」
少し不安そうであった。
「大丈夫だよ。俺に任せて。」
そう言って頭を撫でて、唇を求めに行き、舌を入れると吸い付いてくるように舌を絡ませてきたのであった。
それは私に身を委ねるとの回答のような気がしたのである。