10年ぶりにセックスをした女12
私は彼女から施しを受けようとしていた。
彼女は私に覆い被さるようにしてきたが、その動きが止まった。
「どうしてあげたら、いいの?」
処女じゃあるまいに、と思ったのであるが、しかし彼女は10年ぶりに男と馬桑っているのである。
「そう聞かれると照れるな(笑)俺がしたようにしてみてよ。人ってして欲しいことをするものだよ。」
「はい。」
彼女は素直に答えると自ら積極的にキスをしてきた。
私はそれを受け止め、彼女の身体をまさぐった。
その行為だけでも彼女の吐息は乱れた。
しかし、唇を私の口から離すと先ほどまで私にされていたことを回想しながら耳や首筋、鎖骨のあたりをリップしたり舌を這わせてきたりした。
「気持ちいいよ。すごく上手だよ。」
こうして誉めることで男の身体に愛撫を加えることの羞恥心を少しでも排除することができる。
彼女は自分がされたように私の乳首にも愛撫をしてきた。
私がしたのとは違ったのは私の乳首を甘噛みしてきたことだ。
私は察知して言った。
「気持ちいいよ。今度俺もそうするね。」
彼女は上目遣いに微笑んだ。
私の胸あたりを愛撫した後、いよいよ顔をぺニスに近づけた。
一瞬の躊躇があるように思えた。
それはそうだろう。
性器を口にするのだから。致し方あるまい。
私は声をかけた。
「無理にしなくていいよ。もう興奮しているし。優しく手で触ってくれたら嬉しいな。」
このフェラという行為は強制したらいけないと思っている。やはり嫌だと思う人はいるのだ。
「ううん、大丈夫よ。」
そう言うと私の亀頭をくわえた。
そして頭を上下させてぺニスに刺激を与えた。
当たり前の話ではあるが、それは決して上手なものではなかった。
しかし、私のことを気持ち良くさせようとしてくれることがすごく嬉しかった。
私はその気持ちに答えようと少し声を上げてみたりしたのだった。