朝勃ちという幻想でも
「朝勃ちや、初尿までの命かな」
のような川柳があったと思う。
確かにそれは真相であり、本当のところはおしっこをしたいから朝勃ちをしているのかもしれない。
しかし、ハルンケアのコマーシャルのごとく鹿威しが夜中に何度もカコンカコンといっては尿が青竹にたまることもないから、やはりそれは若さの象徴とも言えるのであろう。
出会い系サイトを始めて割合早い時期に彼女と呼べる女性ができた。
好きで好きで仕方なかったからこそ、彼女とはしばらくホテルデートをせずに食事などに行った。
それはある意味失礼極まりないことであったというのは今だから言えるのであって、その時は「正しい」と思っていたから始末に悪い。
ついに彼女に「女として魅力がないのかな?」とまで言わしめて初めて口説きにかかるという愚弄極まりないことをするわけであった。
それからというものはホテルデートが多くなった。
好きで好きで仕方なかったから、もう若い時のようにホテルに入ったら出るまで抱きっぱなしだったのだ。
ゲスな話、スペルマの排出量も半端なかったのである。
しかし、翌朝にはきちんと朝勃ちしていたのだ。
そればかりか、である。
なんと血気盛んな頃にもなかったし、禁欲を保っていた時にも経験しなかった夢精ということを何度も経験してしまった。
しかもセックスした翌朝にであることが多かった。
朝起きると前が湿っている感覚があった。
夢精しているのに朝勃ちもしているから、亀頭でそれを感じるのである。
それからが大変である。
新しいパンツを出して、白濁したゲル状のものを洗って絞ってから洗濯機の横のバケツに入れる。
性欲が強いことは認識していたつもりであるが、若い時にもなかった夢精を40過ぎて経験するとは思ってもみなかったのである。
わからないものだね。
モノというものは使わないと錆びるが如く、男性機能も使わないと錆びるし、使うと過剰になるということなんだね。
後に書こうと思っているが、これは私のセックスの仕方が悪い?ところもあるんだけどね。
さすがにこの歳になれば夢精はしない。
でも朝勃ちは毎日するね。
幻想に過ぎないけど、まだ血流がぺニスに行き渡り、勃起する自分に安心するのさ。
まだしばらく現役でいられるとね(笑)
そうした気持ちは重要だと思う。