遠来の女はかなり発展的~その2
「仕事が忙しいのかな?」
私は素朴な疑問を投げかけた。
「違うんだ。遠いの。500kmくらい離れているわ」
しかし、彼女が男を物色していると言っていたのはハプニングパブのような場所だ。
そんなところにハプニングパブなどというものが存在するのであろうか?
「場所はすすきのよ。私の会社では月に1回のペースで札幌で会議や研修があるから、その時に遊んでいるわ。貴方ともその時に会いたいわね。予定は早めにお知らせするから予定を合わせてもらえるとありがたいな。因みに来月は…」
私はその日に予定を合わせることを約束した。
この女性の男性遍歴は相当のもののようであるようだ。
彼女の話から計算すると300人以上と寝ていることになる。
必ずしも体験人数が多いことがセックスのことがわかっているとは思わないが、ステディがずっといる中での300人なわけである。
これが結婚していながらにして、ではなくステディがいながらにして、というのがポイントだ。
セックスも含んだ男女関係を持つ男性が30年来いたにも拘わらず300人とセックスをしてきたという女性なのである。
これはかなり手慣れだ、ということになるだろう。
この頃の私からすると自らのセックスが世の女性にどれだけ通用するのかを量ってみたかった、というのがある。
それには極めて適任ということになろう。
そう考えただけで興奮を覚えたのであった。
その日が来るのを待ちわびたのである。