敢えて好みではない女性に行く~その3
こうして私は年に3人~5人の女性を抱くことになる。
前カノという存在がいながらにしてね。
それ以前のレベルが低すぎたと言われればそれまでなのであるが、こうした謂わば身体だけの関係を過ごしたことで男のレベルが上がった、とは言い過ぎか(笑)?、少なくとも自信はついたのであった。
こうしたことをしていた間はかなりヒヤヒヤものであった。
前カノとはかなり濃密な日々を過ごしていたからね。
それでいて他の女性とも関係を持っていたのであるから時間の使い方については注意を要した。
不文律?としては前カノとの予定を決してズラさないということであった。
前カノにバレたら一発でアウトであることは言うまでもない。
浮気をしたのはいろいろな意味で欲望を満たすためであったのだが、自らの経験不足を補い前カノとうまく付き合えるようにするという要素があったからバレたりしたら本末転倒であったわけだ。
もしバレたら前カノはかなり落胆したであろう。
私が惚れ込んでいる(それは事実)と思っていたし、男女間ということについては私に対して優位性を保っていると考えていたようであるから。
しかもその相手は日頃から「好みではない」と公言している相手だったのだから、「なぜ?」ということになったと思う。
私からするとそれだからこその相手であったわけなんだけどね。
ただお付き合いを開始した当初に言っていた「浮気したらすぐにわかる」は、そうではなかったようだ。
私は時々刻々となる自身の変化を意識していた。
しかし、前カノは気づいてなかったみたいだね。
ことセックスに於いてもなかなか感じさせることがことができなかった前カノを中イキさせられるようになったのもある女性で試行した末のことなのだ。
そうした意味では前カノと長かったのは浮気相手のおかげと思うのはあまりに自分本位な考えかな(笑)?
おしまい