遠来の女はかなり発展的~その6
私は乳首を口に含んだ。
そして口の中でそれを自在に舌で弄んだ。
それまで謙虚に漏れていた彼女の喘ぎ声は急にボルテージを増した。
私は乳首への愛撫には少しばかり自信があった。
というのも、当時付き合っていたステディが乳首が非常に感じる女で乳首に愛撫をするだけで逝ってしまうほどであった。
そのステディが私に施す乳首への愛撫は絶妙であった。要は過去自らがされた愛撫の方法を私にして、私に倣えと言っているのだと理解をしていた。
それらをすればステディは悦びの声を上げ、そして逝くのであった。
そして、それらは他の女性にしても効果てきめんなのであった。
私は左右の胸を愛撫し、右がより感じることがわかると執拗に舌を這わせたり吸ったりした。
そして右手でヘアを撫で上げ、終にはワレメに中指を這わせたのであった。
そこはもうぐっしょりと湿っていた。
この女性は50代後半にさしかかる年齢であった。
「女は死ぬまで濡れる」
と言いながらもラブジュースは減るのが一般的らしい。
しかし、そこは今も尚、何人もの男と寝ている女である。
使いこんでいるだけに潤滑油は自然と湧き出るのであった。まさにスケベな身体に仕上がっているというわけだ。
私は「一度指で逝かせるか…」と思った。
そして、ワレメを何度かソフトにゆっくりとなぞると一番敏感な部分に指をセットした。
今から始まることを予測した彼女は悲鳴に似た声を上げた。
期待は裏切ってはならない。
私は指を回転し始めた。
当初粘質の強かったラブジュースは私の愛撫で新たな泉が沸いたのか、段々とサラサラになっていった。
彼女の口からは海獣が繁殖期に出す唸り声のような喘ぎ声が出ていた。それは決して男がそそられるような声ではなかった。
「そろそろかな」
そう思った私は指の回転を止め、指の腹でクリトリスに摩擦を加えた。
電マが好きな女性は意外に多いと聞いていたので、この頃から始めたクリトリスへの愛撫方法であった。
彼女はこれに予想通りの反応を示した。
そして大きく仰け反って昇天したのだ。
彼女は大きく息をしていた。
次はどんな反応をするだろう?
しばらく休みたがるか?それともぺニスを欲しがるか?
私は後者を予想していた。勿論、肉棒は準備が整っていた。
しかし、彼女の口から出たのはそのいずれでもなかった。
つづく。