ゆきずりが多いと言った女12
二回連続の射精をして性欲の強い私も少しインターバルが欲しくなった。
腕枕をしながら私はエッチな話をしたくなった。
それまでにもお付き合いをしていた女性とセックスの話をしたいという衝動にかられたことがある。
しかし、恥ずかしさからか、なかなかストレートにセックスの話ができるということもなかった。
ただ、この女性は会ったその日にセックスをして、しかも昇天したのだ。
身体だけの関係というものになりそうなことが私の羞恥心を消したのであった。
「すごく感じる身体だね」
私は言ってみた。
「特に中がスゴいね」
彼女もストレスなくセックスの話をしてきた。
「そうなの。ある男にこんな身体にされてしまったんだ。貴方のが中に入っているだけで気持ち良くて」
「女性の身体を開発できる男性がいるんだね。羨ましいな」
セックスの経験に乏しかった私はそんな男性になりたいと思った。そして、その男性には感謝しないといけない。
なぜなら、これから楽しめそうな身体を作ってくれたからである。
しかし、彼女は否定をした。
「違うの。その男は下手くそだった。下手だから私を逝かせるのに道具を使ったのよ」
「道具って?」私は聞いた。
「バイブよ。手足を縛られたまま突っ込まれて2時間くらい放置されたの。ひどいことをされたからその男とは別れたのだけど、それ以来セックスがしたくて堪らないの」
それでゆきずりもあるってことか。
「ねぇ、まだ頑張れそう?」
そう言った彼女の手は下半身に伸びていた。
私のぺニスは既に半勃ちしていた。
しかし、私はあることに気づいた。
よもや初デートでセックスに及ぶなどとは思ってもみなかったため、コンドームを持参していなかったのであった。
既にホテルのものは使い切っていた。
そのことを話すと彼女はバッグからシガレットケースを出した。
中にはぎっしりとコンドームが詰まっていた。
いつ何時、事に及んでもいいようになっていることがわかった。
つづく。