ゲスな男、ゲスな女(9年間の不倫と今の戯言)

40過ぎに女の味を知ったショーもない男のブログです。言いたいこと言うばかりで参考にもなりゃしないと思います。コメントは承認制にしているので、非公開の場合はその旨書いてください。

無精髭

出会い系サイトで女性が望む最低限の男性は「清潔感」がある、のようだ。

当たり前の話であって、私が女性としても小汚ない男と関係を持ちたくはない。

過去に出会った女性に聞くとメールでの話はたいそう小綺麗だけど、会うと「なんじゃこりゃ?」という男性も多いらしい。

要するに「きれいごと」だけ言って出会おうとするわけだ。

しかし、実際には小汚ないおじさんということがあるようで、恐らくはそうした経験があったからこそ、もしくは自らの配偶者が小汚ない格好をしているからこそ、「そうじゃない男」を求めているのだと思うね。

では自分はどうか?ということになる。

それはそれは薄汚れているし、少し緊張感を失えば加齢臭さえ立つような気がする。

そのあたりはすごく気になる。
何せアラフィフなわけである。
自然とそうなっても仕方ない。

しかもタバコも吸えば、酒も飲むのである。
だから人一倍気を遣わないといけない。

風呂に毎日入るのは当たり前として臭いが立ちそうなところはとことん洗う。

耳の後ろ、首、顔面、脇の下、股ぐら、ぺニス、肛門、膝裏、アキレス腱周り。ヤバいところは洗いまくる。

就寝して、朝を迎えるが毎朝シャワーはする。
そして夜注力して洗ったところは再びソフトに洗うのだ。

やはりこの歳になれば男女とも臭いは出る。
致し方あるまい。新陳代謝の鈍りとそれで蓄積された臭いはあるのだ。

それを理解し、なるべく解消させ、そして相手に寛容になることが必要だと思う。

私は口臭のある女性と仲良くしてもらっていた期間が長かったが、付き合っていればそれもまたかわいいものである。

しかし、自らがお相手に同じ目に遭わせて良いか?と言えば別問題なんだよね。



私はお付き合いしてしばらくすると敢えて「ダメンズ」を演じる。

これはやはり演じているわけで…

たまに休みの日に無精髭を生やしてデートに臨むのさ。

緊張感ないようにね。
無論、いつものように風呂に入ってグルーミングはしている。
私自身の気持ちに変わりはない。

さすがにデートにジャージを着て行くことはできないが顔だけでもね、小汚ないおっさんで行くのさ。

そうしたら嫌われると思う?
逆なんだよね。

いつもと違う私の顔に頬擦りさえしてくるのさ。

「やっと自分を出してくれたね」
そう思ってくれているかどうかは別として、いとおしそうに頬擦りする。

私は不思議そうに一瞥する。
「すまん、髭剃るの忘れた」
と嘘をつく。

「いいよ。そういう貴方も好きだから」

特別な存在になった証拠だよね。