ゲスな男、ゲスな女(9年間の不倫と今の戯言)

40過ぎに女の味を知ったショーもない男のブログです。言いたいこと言うばかりで参考にもなりゃしないと思います。コメントは承認制にしているので、非公開の場合はその旨書いてください。

ラブホテルの忘れ物

出会い系サイトで出会うことを約束してデートをすることになるとやはり心は踊る。

お相手も初対面はそうであって欲しいと思うし、だいたいがそうであったのであろうな、と思うのはそこそこ着飾ってくることが多いことからもそれが窺える。

それは男である私も多少はおしゃれをして行こうと思うのであるから女性なら当たり前かもしれないね。

途中から初デートの時には「カジュアルで来てね」とメールするようにしているが、それでも身綺麗にしてくるのは当たり前だと思うのだ。

何回か出会いを重ねてもそれは「特別な日」であることには間違いないのであろう。それが不倫=非日常というものであるのだから。それがなくなったら面白くはない。

ある女性と交際している時のこと、もう数回は出会いを繰り返していた。

お互いの距離が遠かったこともあり、あまり会うことができない状態にあった。
こうなるとデート=セックスということになる傾向になるのは否めない。

いつものようにラブホに入ると当然求め合うことになる。

この時は妙に私が興奮していたのであると思う。
シャワーをする前にお相手の服を脱がせてベッドに突入してしまったのだと記憶している。

お相手も私と交わることを望んでいて、やや乱暴にされても素直に身体を開いた。

一度で終わろうはずもない。
お昼ご飯を挟んで何度も身体を重ねたのであった。

あっという間に時間は過ぎる。
もう帰らないと…という時間になったのであった。
何せ女性には小さなお子さんがいたし、ホテルから家は遠かった。
そそくさと身支度をしてホテルを後にした。

もう女性の家のある町に近いところまで行った時のことである。
「あ~!」
と突然女性が声を上げたのであった。

ピアスをホテルに忘れてきた、というのだ。
何度か情交を重ねるうちに外したらしい。

私はすぐにホテルに電話をして存在を確認し、フロントでキープしてもらうように依頼した。

そのホテルは私の住む町からも高速を使って一時間ほどかかるところであった。

私は仕事を抜け出して、その「忘れ物」を取りに行った。まさか送ってはくれないだろうし、ホテルからいずれかの家に送られても困る(笑)

ホテルの方には御礼を言って受け取った。
当時、あまりアクセサリーに詳しくない私でもそれは高価なものではないことはわかった。
しかし、「同じようなもの買ってあげるのに」などという無粋なことを言ってはならない。
それは思い出の品であり、だからこそ私との出会いの場に身につけてきたのであろうから。

配偶者からもらったものをつけてきて、背徳を楽しんでいたのかもしれない。だから忘れて慌てたのかもしれない。私がいち早く受け取りに走り、偽名で彼女の家に送ったのも何らかの事情があるのではないか?と想像したためだ。

ただひとつ言えるのは普段あまりピアスをつける機会がなかったのかもしれないね。

そして、やはりあまり乱暴なプロセスはいけないと反省したのであった。