パーツ毎の愛し方について1~プロローグ
女性と愛し合う中で前戯というのは重要というのは言うまでもない。
しかし、この前戯という言い方自体がセックスをする前提という感じがする(だから「前」なんだね)。
男女がお付き合いをするには女性サイドのことを考えないとうまくいかないのは当たり前なのであるが、そうした気持ちの高揚を醸成する話術の面があるという前提で物理的なこともないと男性のほとんどが望む「豊かなセックス」に至らないように思えるのである。
恋愛の心理面を書いているものはある。
セックスのプレイを書いているものもある。
どちらも「なるほどな」と思うのであるし、頷けるものもある。
しかし、その間というのかな?それについてはそれこそ前戯という表現で付随的に書かれているだけだし、心理面のことを書いているものからするとそこにまで至らない話が多い。
口説けたところで実技がダメ。
実技に自信があっても口説けない。
どちらもダメなんだが、両方できたところで仲良くなるためのプロセスも知らないと勿体ないことになるのだよね。
なぜこんなことを書こうかと思ったかと言うとある男がきっかけとなっている。
とにかくモテるのだ。
その男の話を聞いている限りは「身体が空くことはない」と言った感じだ。
そして、女性たちも彼に警戒心はない。
彼のことを言おう。
決して悪く言うつもりはない。事実を言う。
頭は決して良くない。力任せに押さえつけないと言うことも聞かない。
顔ははっきり言って怖い。
頭はうすらはげだし、腹も出ている。
ついでに言うと身長も170cmないし、足も短い。
経済力も余裕はない。
だからといって話が面白いか?と言えばそうでもない。
「全部俺が勝っている!」そう思いたい。
こういうことを言うと「いいモノを持っている」「精力が強い」という話になるのだが、彼と話す限りそれもまた私が勝っているようなのである。
そもそも会話段階で「セックスが上手い」ということも含めて、そんなことはわからないのである。
しかし、ヤツは(すみません、段々やっかみという感情移入してきました)私よりも「実技面」で上回っているのであった。結果論として…
何が違うのか?と彼を観察してみた。
私よりもちょっと女性との物理的距離が近く、微妙なボディタッチが多いのである。これは明らかに私に勝っている。
だから、それからというもののパーツの愛し方を考えたのだね。
それを何回か考えたい。
つづく。