先生を生業とする女7
それからというものは居酒屋の個室は単なる愛撫の場と化してしまった。
お客さんも多く、割合賑やかであったから多少は声漏れがしても大丈夫そうなものであったが、私はディープキスで彼女の口を塞ぎながら指をタイトスカートの中に滑りこませた。
パンティにパンストを履いていたからさすがに直接の湿気を感じることはなかったが、指先に伝わる温かみは濡れていることを想起させた。
「うぐぐっ」
口からは快感の声が漏れ、口角からは涎が流れた。
彼女は突然口を放した。そして、
「ねぇ、直接触って」
と言い、タイトスカートのホックを外した。
私は「ちょっと待って」と言うと部屋の襖を開けて、トイレで手を洗ってから戻った。
そして彼女を寝かせるとパンティの間から手を滑りこませた。
「すぐにイッちゃいそう…」
「声を出しちゃダメだよ」
私は無茶な注文をすると雰囲気のかけらもないディープキスをして彼女の口を塞ぐために舌を捩じ込んだ。
左手で彼女の左胸を揉んだり、耳からうなじをタッチしながら私は一番敏感なところに指を滑りこませた。
予想通り彼女のそこは大洪水であった。
私は弧を描くようにクリトリスを愛撫した。
潤滑油は指を自由に動かしたのであった。
勝負は早かった。
ゆっくりと弧を描いただけで
「ぐぐっ!」
と言うと身体をくねらせた。
昇天したようであった。
私は攻撃の手を緩めることなく愛撫する指を中指に代えて第一間接の指の腹をクリトリスに当てた。
そして、激しく摩擦を加えた。
彼女の表情を見ていた。
眼を閉じて我慢していたが、目を見開いて私の顔を見ると「イヤイヤ」と顔を振りだした。
私は胸に行っていた左手を彼女の顔を固定することに使った。
「また逝くな」
私は摩擦のスピードを増した。
一瞬、指に神経が行ってしまった。
その瞬間に口が離れてしまったのだ。
「逝くぅ~」
彼女の絶叫が店内にこだましてしまったのであった。
つづく