先生を生業とする女9
家に戻り風呂を浴びて携帯を見ると彼女から10以上のメールが入っていた。
そこにはこんなブログにもかなり書きづらい隠語が並んでいたのであった。
聖職者という普段の姿からは想像しがたい淫乱な女であることは間違いがなかった。
そんな刺激的なメールに混ざってステディからのメールがあった。
喧嘩をしていても「おはよう」「おやすみ」くらいのメールはあったのであるが、その夜は「ごめんなさい。週末会えるかな?」とあったのであった。
私は10ものメールの返信に先んじてステディにメールを返した。「俺こそごめん。会いたいな、週末に」
もう寝ている時間なのに直ぐにメールは返ってきた。「嬉しいわ。早く横になってね。愛してる」
私は「愛してる」と返信した。
それから卑猥な言葉に対する返信をした。
私も卑猥な言葉を使って。
私の当初の目的からすると既に事は済んでいたと言える。
ステディとの喧嘩はもう既におさまったも同然なので、この女性との秘め事は必要がないことになる。
そして現にその週末にはステディと激しいセックスをしたのであった。仲直りとばかりに。
しかし、私はステディにはない淫乱そうな女性に興味を持っていた。勿論お相手も私とセックスすることを望んでいる。
若い頃の彼女から「据え膳食うのは男の恥」と言われたことがあり、「その通りだな」と思っていた。
しかし、今の状況を考えれば世間並に「据え膳食わぬは男の恥なんじゃないのか?」と思った。人間勝手なものである。
ちょうど1週間後にデートの約束をした。
つづく