夫がEDで~その19
「もっと優しく愛撫して欲しいな」
私は生意気にも彼女のフェラに注文をつけた。
私は今でもそうなのであるが、基本的に女性にあれこれ言うことはない。しかし、この女性に対してはこの日の情交で身体を支配できている…つまりは後々セフレとできると確信していたのであった。
私のセックスに満足してくれているならば私も今後の情交で快楽をもたらされたいと考えたのであった。
だからこそ、ただぺニスを強く唇でしごくだけのフェラに注文をつけたのであった。
「先ず袋を舐めてもらえるかな?」
私は陰嚢を愛撫するように指示した。
「ベロベロとではなく優しくね。ぺニスも軽くしごきながら」
彼女はぎこちなく愛撫を再開した。
私の下半身に快感が走る。
私は数少ないながらも過去に得られた快感を思い出して彼女にリクエストをした。
「裏筋もやさしくリップして。その後は根元から先に向かって舐め上げてみて」
「うん、上手だよ。今度はこのあたりを舌先でしてみてくれる?」鈴口あたりの舌の使い方を教えた。
最後に亀頭。
「ここは意外と敏感だから。舌をゆっくり回しながら愛してみて」
これらの愛撫については若い頃にお付き合いをした歳上の女性に施されたそれであった。
風俗に行く習慣があれば、もっといろいろと教えられたかもしれないが、その経験すらないために自らが過去に施された範囲内でしかリクエストできない。
私は彼女に言った。
「今のを参考にアレンジして。最後は強く刺激してね」
セックスのことで女性に指示をするなんて初めてのことであった。
彼女はまた始めから私に言われた通りにぺニスを愛撫してきた。
「気持ちいいよ。上手いね」
私が誉めると上目遣いで私の表情を見てきた。
「もう逝きそう…」私がそう言うとフェラのスピードを早めた。
がまんできなくなった私は彼女の口の中に勢いよく白濁液を放出したのであった。
つづく