ウソのプロフィールを書いていた女~その11
私は胸を揉みしだきながらも彼女をベッドに横たわるように促し、そして、感じるであろうポイントの尾てい骨付近に舌を這わせた。かなり無理な体勢となる。
猫なんかはそうなのであるがこのあたりを刺激することで発情度合いが増して交尾に至るらしい。それは人間もしかりということは私は知っていたのでそうしたのである。
セックスと交尾は別物と考えてはいるのであるが、その考えとは別にセックスは交尾という本能を利用した遊びであることには間違いないという事実もある。
だからこそそうしてみたのであるが、正直なところこの時はさしたる効果はなかったと思う。あまりボルテージに変化はなかったのだ。
こうした段取りが崩れると人は焦る。でも焦っては物事いいように進まない。感じるポイントも人それぞれで私が試技したところで不発なんて当たり前と思わないといけないのである。
私は彼女を仰向けにした。
あのあそこを攻めれば間違いなくボルテージは上がるのであろうが、そこにいきなり行くのは無粋というものだ。
私は再び耳、うなじを攻めた後に喉や鎖骨周りなどをねちねちと舌を使った。腋とかにも舌を這わせた。
そして、いよいよ、高く天を向くそれに口を近づけたのであった。
つづく