ゲスな男、ゲスな女(9年間の不倫と今の戯言)

40過ぎに女の味を知ったショーもない男のブログです。言いたいこと言うばかりで参考にもなりゃしないと思います。コメントは承認制にしているので、非公開の場合はその旨書いてください。

昔、テレクラというものがあった。

今でもあるのだろうが、昭和と平成の間頃にテレクラというものがあった。だから35年とか30年前という話であろう。

当時私は高校生とか大学生とかいう風情でこの存在自体はまだまだ自由な放送をしていた深夜番組か何かで知ったものの、結局は立ち入ることさえできなかったというのが正直なところなのである。

確か当時、このテレクラからの出会いを作品としていた成田アキラさんという漫画家がいて大ヒットしていたと思うのであるが、こう言ったらなんだがテレビなどで見る成田さんが語れば語るほど胡散臭いと思えるほどの普通なチョビヒゲのおっさんだったと記憶している。

しかし…私よりも10歳くらいは歳上の方でこのテレクラを当地でお手伝いをしていたという人の話を聞いたことがある。この方の友人がこの「事業」を始めてサクラとして電話を取っていたというのであるが「入れ食い」だったというのである。

成田さんの漫画はあながちウソではなかったということである。多少のデフォルメはあったかもしれないけどね。

こうして、なにごとにもそうなのであるが、フロンティアスピリットのある方というのは当然リスクは伴うものの、何かを乗り越えれば良い思いもするということなのであろう。

この場合、リスクと言っても「よくわからないもの」を経験するというよりは「そういう店舗に入る」勇気がないという、私の中のレベルからすると風俗店に行けないのと同じ意味合いでダメだったのだ。本当は行きたいクセに。

しかし、こんなレベルの人間は意外と多いのではないかな?と思うのだね。

だから意外と男性諸氏はその後、携帯やピッチを持つのが当たり前となった時に「ツーショットダイヤル」というのを経験しようとした人も多いのではないだろうか?

実は私はこれに何度か電話してみたことがある。店舗に行かないテレクラのようなものだから私のような小心者でも利用できるというものだ。

何か留守電のようなものが聞けて、それに重ねて伝言を入れると課金されるようなシステムになっていたように思う。

確かに聞きには行ったのだが、ここからはその胡散臭い内容にあと一歩が踏み入れられなかったというのがまぎれもない事実なのである。

で、結局はそれから15年もして出会い系サイトに手を出す。

これとてかなり勇気のいる行為であった。
たぶん出会い系サイトも一般的になって5年や10年もしてである。

私が非常にズルいのは犯罪の温床のように言われていた出会い系サイトが安定してから手を出したことであった。

もちろん、手を出したのは優良サイトと言われるものでセキュリティも高いということをネットで確認してのことであった。

ここまで書いて思うのであるが、フロンティアスピリットが無くて良かったのかな?と思うのである。

それらのソースが安定する以前に手を出したならば、その時は私の人間としての安定期ではなかったと思うのだね。

そこでもしも前であろうが今であろうがステディさんのような人と出会ってしまったら…止まらないと思うんだよね。

のめり込むという意味ではあまり変わらないけど、それを行動に出すかどうか…はまた別次元。

たぶんね、「お預け!」ができなかったと思うんだよね。

だからそれはそれで良かったのではないか?と。

面白いものだよね…