選択責任か?自らのプライドか?はたまた…
かつてセフレであった女性たちは不倫相手である男性(彼氏さん)に不満を持って、私とも逢瀬をした人が多い。
中には不倫はしていなくて「私がセフレなら」ということでお付き合いをした方もいたが、そこには配偶者への不満があった。
後者はお子さんのことなど別れられない理由があるので致し方ないところであるのだが、前者はなぜ別れないのかな?という人ばかりであった。
とにかく愚痴はよく聞かされた。むろん、それが前提としてのセフレだと思っていたし、そうでなければ他の男に抱かれようなどという願望など女性の場合は湧かないのではないかな?と思うのである。
そして、女性からの一方的な話でしかないが、彼氏さんとやらとのお付き合いはひどいとしか言いようがないのであった。
会えばセックスしかしない…なんていうのはごくごく普通の話で、自分の都合だけを言う、都合が悪くなると連絡さえも取れない、それを言うと罵声や嫌みを言われて責められる…
正直なところ他にも女がいるんじゃないかな?と思えたのであった。決して言えなかったが。それほどまでに彼氏さんとやらはその女性をないがしろにしていた。まぁ、それくらいうちひしがれていないと不倫相手がいるのにセフレなんて作らないか。
しかし、別れることはなかなかしないんだね。
私もあまり彼女たちの愚痴に解決策は言わなかった。先日も書いたが彼女たちはそんな答えなど望んではいないのだろうし。共感をするしかないのである。
だから一番の解決策であろう「別れたら?」と言うことはほとんどなかったのである。「俺なら別れるけど、それは貴女が決めることだしね」と言うことはあったかな?
たまに聞かれた。貴女はステディに不満はないのか?と。
私は決まって「ない」と答えた。
「ではなぜ、私とセックスをするのか?」と聞かれた。
「男を上げたいからだ」と答えた。
理解されない。当たり前のことなのである。
でも、一度渡った橋を逆戻りして私と別れようとした女性は一人か二人だったのである。
彼女たちは自らが私に共感する内容がないことを不思議に思うのであろうね。
そんなこんなでたいていの場合は「私をステディにしてくれない?」ときたのであるね。それは私がその女性とお付き合いするフィニッシュを意味していた。
私と付き合って2ヶ月、3ヶ月してそういう言葉が出るのである。長くは1年半。それくらいしてやっと私を比較の対象としだしたということであろうね。それくらい女性は信念を曲げないのである。立派なものである。
これは彼氏さんを選んだ責任なのか?
そうしてしまったプライドなのか?
はたまた惚れた女の弱さなのか?
私はセフレという存在を持つようになる前からこんな予想はしていた。だからセフレには決して弱みを見せなかった。ステディの愚痴を言うなどというね。
そんなことを始める前からそんなことは薄々気づいてはいたのだけど、それを実感できたのが自らの一つの「男を上げた」ことだと思うね。
そうした意味でセフレさんたちに大変感謝するのである。
そして、そんなことができたのもその時々で私に余裕があったからだと思う。セフレさんの彼氏さんとの大きな違いはそこかな?ほとんどの期間はステディとの間が安定期であった。
これまでのステディにはセフレさん以上に感謝するところだね。そこは。