ラインやメールで言ってはならないこと
どんなに焦っていてもである…どんなに酔っていてもである…面と向かっていない時に言ってはならないことがある。
嫌なことをいきなりメールで言われて落胆したことはないだろうか?たぶんたくさんあるのではないだろうか?
人というのは非常に臆病で常に何かに怯えているところがあると思う。嫌な関係にある相手に対してのそれも怖いのであるが友好関係にあるからこそ、もっと怖く思うこともあるのではないだろうか?
勘違いしているのは面と向かって言えないことをメールという安易な手段で吐露するというところにある。
私はデジタルなことにすこぶる弱かったし、今でも弱いと思うのであるが、このメールという手段は仕事で触れることが最初であった。もう20年くらい前の話である。
そのころから「コイツなんなのかな?」と思う人物はいて、それらは指導という名の罵声をメールで送ってきたのだね。言わばそれが本心なのさ。
当時からそれに対しては「ちっちゃいな」と思っていたし、現代であれば「言質を取られる」いい証拠となるよね。
仕事という利害関係でもそうなのだから、男女の関係においてそう思われたらおしまいだと思うのである。
だから如何に相手が嫌なことを言おうがそれには乗ることをしない。言われたとしてもそこは売り言葉に買い言葉というようなことはしない。況してや自らそういう方向には持ってはいかないのである。
何ごともその場で決着をつける方が潔いのであろうが、それは対面している時に限ると思うのである。
メールでは理屈も屁理屈にしか聞こえてこないから口が達者なことは出してはならないのである。
そこで感じなければならないのはそれが相手の本心だということなのである。それはそれで落ち込むのではなく、以降の参考にすればいいと思うのだね。
私は数年に亘ってそのような状態に晒されていたことがある。最初はやり合ってしまったが、すぐに止めた。理由は前述の通りであり、お相手のことがそれでも好きだったからである。心ないことをメールで言われてもがまんしたのであった。
お別れの時に静かにその話をした。お相手は私が傷ついていたことさえ気づいていなかった。過ぎたるは及ばざるが如しか。甘やかし過ぎたのかもしれない。そうした自分が残念でならなかった。
今のステディとも悪感情になることはある。
そうしたメールが来ることもある。
長い時間を共に過ごせば当たり前である。
当時と違うのは後日、優しく言葉を選んで笑顔で自己主張するようになったことである。
これも経験かな?と思うのである。