俺の女になった、この男の女になった。
この感覚というのは共にセックスをした時になるらしい。
しかし、意識レベルというのはかなり異なると思うのである。
男というのは残念ながらかなり低いレベルでこれを思う。「身体を開いたんだから俺の女」と。
しかし、本当にそうなのかな?とこういうことを始めてしばらくして思うようになったのである。
かなり純粋な思いの中でそう思うのは勝手だけれども、男性サイドからこれを思ってしまってはいけないのではないのかな?と思うようになったのである。
もちろん、若い男女ならばこの論理も通用するのであろうが、いい加減いい歳なのである。
女性もそのあたりよくわかっていて、「そろそろセックスさせておかないとつなぎ止められないかな?」というタイミングでセックスさせているのかな?と思うのである。
そう、何かがOKであれば…概ねOKであれば身体を開いているのではないかな?と思うのである。それは男性が望む行為であるから。
だから若い時のように「身体を開いたから俺の女」とはなり得ないと思うのであるね。
それを勘違いしてしまうから、セックスした瞬間にいろいろなことがおざなりになり、女性から幻滅され「やりたいだけ?」ということになってしまうのであろう。
「釣った魚にエサはやらない」と思う男性は多いようだが、女性は「深い関係になったのだからより大切にされたい(してくれるであろう)」と思うのである。
このあたりで齟齬が生じているケースが多いと思うのであるね。
それは彼氏さん有りの女性から聞く愚痴でそう思うのである。
もう一度繰り返すとセックスをしたからお互いが通じたと思うのは若い頃に限られるということなのだと思う。
もはやいい歳になったなら、その幻想に囚われているのは男性サイドだけであると思う。
セックスが目的というのは男性が思うこと…と一緒だよね。けっして女性はそれだけを望むなんてことはない。
不倫だからこそ、それを意識しないといけないと思うんだよね。