ドン引きした女性からのご提案6
彼女は先日酒を飲んだ個室イタリアンを予約していた。
とりあえず頼んだスパークリングで乾杯するが早いか彼女はこう切り出してきた。
「他に女いるでしょ?」
この質問については二度目だ。
無論しらを切る。
「いないよ。」
その答えに彼女は続けた。
「いいわ、信じましょう。でもね、あなたにはそのリスクを感じるわ。」
何が言いたいのであろうか?
私は無言で首をかしげた。
「あのね、この前の友達どうだった?彼女、あなたのことすごく気に入っていて。」
私は言った。
「ありがたいことだね」
彼女は続けた。
「あなたとセックスしたいみたいだよ‼」
驚愕した。
そんな会話が女性同士でなされているなんて。
「それ、どういう展開でそんな話になるわけ?」
私は聞いてみた。
彼女は
「実は、ね」
しばらくもったいぶったようにして続けた。
「彼女の彼氏さんいるでしょ?歳も歳だから、元気がないって相談を受けたの。」
「それでね、彼女は旦那さんと彼氏さんしか知らないからって言うから私も参加して。」
嘘だろ?と思った。
「3人ですると彼氏さんも興奮するみたいで、彼女も満足できるのよね。」
私は愕然とした。
彼女の口から出る言葉はだいたい予想がついたのであった。
私はスパークリングを飲み干した。