ゲスな男、ゲスな女(9年間の不倫と今の戯言)

40過ぎに女の味を知ったショーもない男のブログです。言いたいこと言うばかりで参考にもなりゃしないと思います。コメントは承認制にしているので、非公開の場合はその旨書いてください。

10年ぶりにセックスをした女20

彼女は何度も達した。

私も調子に乗ってしまい、彼女が苦痛と感じるであろう領域を越えて行為を続けてしまった。

完全に果てきった姿にスペルマを打ち込むこともせずに私はぺニスを抜いた。

そして、その苦痛を乗り越えた彼女を引き寄せると腕の中に収め、頭を撫で続けたのであった。

彼女はそのまま少し寝てしまったようであるが、はっと気づくと私にキスを求めてきた。

「ありがとう。もう少し休んだら?」
私がそう言うと安心したのか、彼女は私の腕枕で一時間ほど寝入ったのであった。

彼女が目覚めると私達はシャワーを浴びた。
そして、ホテルを後にした。

「時間大丈夫なら、肉でもつまんで行く?」
手を繋いで浅草の街を歩く彼女の顔を覗きこむと笑顔で頷いていた。

彼女の帰途であるつくばエクスプレスの駅に近い焼肉屋に入った。稀少部位を少しずつ出してくれる店であった。

店での彼女は饒舌であった。

「私、淫乱な女になっちゃうよ(笑)」
これはまさしく私に対しての誉め言葉であった。
無論、私は悦に入った。



もともと嫌いではなかったという。
早くから逝くという感覚もあったという。
しかし、いつの間にか夫婦生活がなくなり、10年が過ぎた。

夫もまたセックスが好きであった。
なのに求めてこないのは外にいるのは明らかであった。

そして最近、それがあからさまになってきた。
平日の夜に帰らないこともあったし、週末は朝からそそくさと家を出た。

子供の成長とともにお金がかかるようになった。
生活に困るほどではなかったが、何年かぶりに復職をした。
そうしたらかえって自分の時間ができることに気づいた。

職場の男性から食事に誘われることもあった。
それらは全て断った。
なぜなら彼らは残念ながら夫よりも魅力的ではなかった。

しかし、その現象は彼女がまだ女としてイケることを意味していると思った。

「いやいや、充分魅力的だよ」
熱く語る彼女に言葉を挟んだ。
「お世辞でも嬉しい」
彼女は笑顔になった。

それで、自分の世界を広げようと思って出会い系サイトに登録をした。

「後悔したんじゃない?」
「そうね、セックスのことしか言ってこない男ばかりだった」

もう辞めようと思った時に私と繋がった。


それにしても良く飲む女だな、と思った。


店を出て、もの陰でキスをした。
「またしたくなっちゃった」

さすがにその日はそれで別れた。