ベンツに乗る女~その21
そして彼女がバッグから出してきたのはドリンク剤3本とコンドームであった。
「今日はたっぷり愛し合いたいの」
マジか!?と思った。
ベンツを乗り回す経営者が完全に女に変貌していた。
この状況になった時に男としては断れない…とは思えないだろうか?私には断る勇気はなかったのである。
「わかったよ」と言ってソファーに座る彼女のところに行き、置いてあったドリンク剤を開けて飲み干すと彼女にキスをして衣服を剥ぎ取り始めた。
「ちょ、ちょっと…」と言いながらも半ば彼女は嬉しそうに剥ぎ取られ、下着姿になった。
「お願いします、ベッドに…連れて行ってください。電気も消してください」早くも前回したM女プレイに自ら持って行こうとしている。
私はその言葉を全く無視し、パンティに手をかけてこれをまた剥ぎ取る。
「そこに立ちなよ」
ソファーの横に立たせると手を背もたれの上につかせるよう促した。
そして、「少し足を広げてお尻を突き出すんだ」と命令した。
この状況に私も欲情してしまっていた。どこかに男としてのSの部分が自らを興奮させたのであろう。
「こんなことしたことがない…」そう思って自らの興奮を更に高めた。
私はジャケットを脱ぎ捨て、ベルトを外しパンツごとスラックスを脱いだ。コンドームの箱を壊し、一包を歯で破って欲情したモノに被せた。
そして、恥ずかしい格好をしている彼女の左の腰に手を添え、右手で位置を調整しながらペニスを彼女の中に突き立てたのであった。
濡れているかどうか?の確認などしていなかったが、滑らかに奥まで貫通したところをみると十分に濡れていたようであった。
それはこの状況がそうさせたのか?
いや、ここに来るまでにそうなっていたのであろう。
一突き目で低い恍惚の声を上げる女が眼下にいた。
つづく