バブル期に弾けていた女~その7
女性には快楽追求派と余韻を楽しむ派と大きく分けて2通りあることをなんとなくこの頃にはわかっていた。
そして、彼女は前者ではないかな?と思ったのであった。
これまでにも何度も使った手ではあったのであるが、右手の中指を駆使して絶頂まで達した女性が快楽追求型かな?と思った時にすることがあった。
「挿れて!」と求める彼女には悪いのであるが、私は足を開くとそこに顔を埋めたのであった。
そして、一番敏感なところに舌を這わせた。
このクンニという行為は恥ずかしがり屋の女性やその部分の匂いを過去に指摘された女性には逆効果であるが、通常は指よりも効果的な愛撫方法であることには間違いない。
「まだなの?」と言う彼女の言葉はある意味期待を含んでくれていると思った。
私は舌を動かす。
感じている声が日が射して明るいラブホにこだまする。
間違えてはいないようであった。
当然のごとく感嘆の声は上がり、それはともすれば辛さを伴う声になり、果てたことを示す声に至ったのであった。
三回それを繰り返すことになった。
いよいよインサートしてもいいのかな?と思ったのであった。
彼女が臨戦体制に入っているのはとうに承知していたし、こちらも挿れたいのだ。
ちょうどその時にもう一度彼女から懇願されたのであった。
「もう…限界…挿れて!」
やめて…でないあたりがこの女性が快楽追求型であることを物語っていたのであった。
外と中では女性が逝くポイントが違うことくらいはわかっていた。
しかし、ここまで外逝きをしていて、更に中を求めるというのは相当な手練れなのだろう。
普通は少しインターバルを置きたいと思うのではないだろうか?
例えば当時のステディであれば、外逝きする前にインサートを求めるか、外逝きしてしまうとしばらく
休ませてあげないといけなかった。
そしてそれが当時、私のステディに対するセックスのちょっとした不満でもあるのであった。
その不満を解消してくれる女性に出会えたのだ、と内心ほくそ笑んだ…
つづく