セックスが嫌いな女~その8
ここで焦ってはならない。
変な台詞を口走ってしまったが、本来それもご法度なわけである。
目の前にいるのは妙齢の女性であるのだが、私は処女に対さないといけないと思ってちょうどいいのであろう。
それをそのまま口に出した。
「ごめんね…焦らずゆっくりと進めていこう」
そう言って私は彼女を抱きしめたのであった。
私はもう一度スタートから始めようと思い、彼女の顎に手をかけてキスから開始したのであった。
キスについてはパートナーともしていたのであろうか?むろん積極的ではないにせよ、私の動きについてきて舌を絡ませてきてくれるようになったのである。
私は焦るがばかりに大変なことに気づいていなかった。部屋の灯りである。
慣れた?女性ならば自らリクエストしてくる。
ステディならばちょうどいい明るさを私自身が知っている。
私はキスをしながらも手を伸ばして「全消灯」のボタンを押したのであった。
そして先ほどしたような愛撫を再びしてみた。
さしたる効果は見られなかったのであるが、私は時間をかけて愛撫を続けた。
身体を開いてくれないことにはその先に進まない。
下着を取るということを焦ってはいけない…そう思って上半身にリップと舌を使って愛撫を続けた。
背中もくまなく…ひとつだけ彼女が声を出した部分を覚えている。
それは尾てい骨周りを舐めた時であった。
「あっ、あっ、あ」
ほんの少しであったが反応を見せてくれたのであった。かなり嬉しかった。
それでも下着を取ろうとはせずに下半身に愛撫の矛先を向けてみた。
パンティに沿って舌を這わせてみた。
その中でビキニラインは感じたのであろう。
声こそ出さなかったがビクッと身体が反応をしたのであった。
むろん?ここまで丁寧な愛撫をステディには施していない…その間に出会ったセフレならば尚更なのである。
その前にインサートを求められていたからね。
私が内腿に舌を移した時にあることを見つけたのであった。
それを見て私はいける、と思ったのであった。
つづく