ゲスな男、ゲスな女(9年間の不倫と今の戯言)

40過ぎに女の味を知ったショーもない男のブログです。言いたいこと言うばかりで参考にもなりゃしないと思います。コメントは承認制にしているので、非公開の場合はその旨書いてください。

バブル期に弾けていた女~その3

初めての出会いの場はとあるところのスーパーの駐車場であった。

その日は平日で、やや仕事に余裕があった私は職場に嘘をついて日帰り出張をすることにしていた。
そうしたことに誰も疑問には持たないくらい信用されている自信はあったのである。

朝から外勤に出た。
何せ彼女の住まう地は職場から100kmくらいは離れている。途中高速を使うとしても2時間くらいはかかってしまう距離であった。

私は開店して間もないスーパーに着いた。
タバコに火をつけながら、彼女にメールを入れると既に着いているという。

私は車から出て、自分の居場所を示した。
出入口にちょっと派手目なかっこうをした女性が現れた。「たぶんあの人だな…」

既にこうした出会いは何回か経験していたから、見ればなんとなくわかったのであった。
そして、自らの場所を差し示すほど車が停まっているわけではなかったのであるが彼女がこちらを見た時にタバコを持つ手を上げたのであった。

すぐに気づいた彼女は私に近づいてきたのであった。

胸元が開いた服であった。
勿論バブル期の服とはスタイルが違っていたが、彼女からすると「勝負服」なんだろうな…ということが容易に想像ができた。

7月の頭でこの地には一番いい季節であった。
しかも、燦々と太陽が光を注いでいたのであった。
このあたりの観光名所を回るにはいい日ではあった。

しかし、彼女を車に導き、挨拶をして早々に私は言ったのであった。
「もっと仲良くなりたいから、セックスしない?」

無論酔っているわけではない。
最初からこう言うことを決めていたのであった。

決めていたとは言いながら躊躇いはあった。
いきなりこんなことを言うのは「胆試し」に近い。
しかし、それをしてみたかったのも事実であった。

最後に後押しをしたのは彼女の服装であった。
これが首都圏であれば大して目立つ感じでもないのであろうが、この田舎町に於いては目立つ姿であった。決め込んできたのが明らかであった。

私のいきなりの提案に彼女は一瞬驚いたような表情をしたが、私の目を見つめると笑顔で「いいよ」と返してきたのであった。

つづく