久しぶりにぺニスの話(3)
この年上の女性は何とも私に対して優しかった。
私もそれに甘えていることが多分にあったのだと思う。
親子ほど…というのは言い過ぎかもしれないが15歳以上離れていたから、彼女の中には恋愛ということ以上に母性をもって私に接してくれていたのかもしれない。
それでもすることだけはした。
会えばセックスをしていたと思う。
私も盛りであったから喜んでしていた。
それに彼女も喜んでいたようなのである。
しかし、それには疑念を抱かざるを得なかった。
彼女は美しかったし、それなりに発展的な考えをもっていたがために男性経験は少なくはなかった。お付き合いを開始する前にそんな話もしていた。
今となっては女性にとってのセックスは「肉欲」ではないことくらいはわかっているのであるが、その当時はそんなことはわかってはいない。
20代前半~半ばの話であるからそれも致し方なしというものではないだろうか。
とにかく、小さくて早い、謂わば「粗チン」とも言える我がぺニスは世間では当然悪者扱いされているものと同等であるから…彼女には本当に申し訳ないと思っていたのであった。
ただそうしたネガティブな面があったからこそ他の面で頑張らないとと思ったし、自分本位なセックスをしなくなったというところなのである。
包茎短小も考え方によっては悪いことばかりではないということか。
しかし、この彼女と別れた後も自信がない…ということには変わりなかった。
ところが…なのである…
つづく