専業主婦との出会い
私が出会い系サイトを始めた頃、なるべくならば時間に余裕があると思われる専業主婦と不倫関係になりたいと思っていた。
何故なら今ほどではないものの、当時もそこそこ仕事が多忙であり、お相手に時間を合わせてもらうことを期待してのことであった。
事実、お付き合いした専業主婦の方々は私の時間に合わせてくれた…こともあったが…私が時間を合わせることの方が多かったように思う。
週末は何かと理由をつけて出てきてもらうとして、あとは時間があるのは平日の昼間ということになり、そこは私が仕事を抜け出してランチデートをしたり、一度会社には出るが半休を取得するなどしてデートをしたものであった。
夜は出る言われもないため、ごくたまにしか飲みに出られたりはしなかったのであった。
そもそもとして共働きが普通である世の中に於いて専業主婦をしているということは配偶者にそこそこの稼ぎがあり、そしてその配偶者が籠の鳥にしたがる傾向にあるから専業主婦となっているということが容易に想像できるのである。
そして現実そういう話は聞いていた。ガードが固いからなかなか時間は自由にはならないのである。
そのあたりの窮屈さがかえって女性を不倫に誘う部分もあるようだが、お付き合いする相手としてはかなり気を使うところではあるのだ。
それと誕生日やクリスマスなどにプレゼントをくれるのは嬉しいのであるが、プレゼント代が配偶者の稼ぎから出ていると思うと如何に主婦にも時給的なものがあるとは言いながらも複雑な気分にもなったのだね。
だからある時点から働く女性とお付き合いするようにしている。
実は仕事を持つ女性の方がいろいろな意味で自由が利くのである。
もっと言えば、こちらの仕事の忙しさや事情もよく理解してくれる。
最初に想像していたことは浅はかだったのかもしれないね。