しかし、いい女はいつまでもいい女である場合があるよね。
ラインというものを使うようになって数年が経過した。
おそらく私がずっと携帯電話の番号を変えていないからであろうか?
既に私の携帯電話の電話帳からは消え去った(一度炊事中に水没させてデータを消失させている)人たちが続々と「知り合いかも?」というところに出てくるのであった。
まったく連絡を取らないようになったにも拘わらずそこに現れてくるのは律儀にも私の携帯の番号を取っておいてくれたというよりはデータ消去を行っていないということなんだろうね。
だからほとんどの方が「おっ!なつかしいね」ということになるのだが、中にはこちらが意図的にデータ消去したにもかかわらず現れてきてしまう、という場合もある。早々にブロックをかけさせてもらったりするんだけどね。
そうした中でうれしいのは小学校の頃の同級生と繋がっていること。女子ね(笑)
全然会っていないから…たぶん年賀状に載せていたものを一人が登録していたらしい。コンタクトがあって…そのうちにグループ化している中に入れてくれて、6人のグループになった。男子は私一人(笑)
地元で勤務していた頃に「25年ぶりに会おうか?」などと言っていた。確か成人したのを機に同窓会を開いて以来会ってなかったしね。
しかし、予定が合わずに、結局は会えなかった…ことになっているのであるが、実は一人の「女子」とは1日だけデートをしたことがあった。
この「女子」とは小学生の頃は話したことがほとんどなかったが、当時から「かわいいな」との印象を持っていた。
私はクラスで一人中高一貫校に行ったので全員とお別れしたのであるが、その子は不良になってしまったと聞いた。
その後に会ったのは二十歳の時の同窓会。
いやはや綺麗になっていた。
それを思うのはもちろん私だけではない。
男子全員が声をかけていたが、私は話しかけることすらできなかった。声をかけていた男子たちも軽く往なされていたように見えたけどね。
そして、ラインで繋がったので誘ってみたのが四十五歳の時。
もう出会い系サイトを使って5年くらい経過していたから誘うこともできたんだね。しかし、かなり緊張したね。
そして大人の落ち着いた女性になっていた。
無論、美しかった。
最後に酒を飲んだ…今、思えばである、かなりいい雰囲気になった。でもサイトの女性のようにはできなかったのだね。
そして帰りに入っていたラインにはオーストラリアに移住する旨が書かれていた。
「そっか、達者でな」
先週のこと、彼女からラインが入っていた。
日本に戻ってきたとのこと。
そして、季節が良くなったらこちらに遊びにくるとのこと。
写真を送ってもらった。
やはりきれいだ。
年甲斐もなく、少しときめくのである。