バブル期に弾けていた女~その14
私は興奮をしていた。
若い時にもこんなシーンはなかったと思う。
前戯もなく、いきなりインサートするなんて無骨なことはしたこともなかった。
私は興奮するがままにいきなり腰を打ちつけてみた。
彼女のあえぎ声が部屋の中に響き亘った。
そのボルテージは当初から最高潮に達していた。
もともと感じやすい身体である。
あっという間に一度目の頂点に達した。
「逝くぅー」
身体を震わせて彼女は果てていった。
私は一度動きを止めた。
そしてぺニスを引き抜いたのであった。
「な、なんで?もっとして…」
なんという貪欲さであろうか。
「ちょっと待って」
私は上着さえもそのままに彼女と致していたのであった。
私は全ての衣服を脱ぎ捨てて、再び彼女に挑んだ。
このまま続ければ全身汗だくになってしまう。
少し手荒ではあったがあまり痛くない程度に髪をわしづかみにしながらぺニスを突き立てていった。
「感じちゃう…犯されてる…」
意外な効果があるものだな、と思った。
こんなことをしたのは過去に求められたが故にその経験があったからであるが、それはその女性に特有なものであると思っていたのである。
しかし、若干の痛みを伴いつつレイプされているという感覚は征服されたいという女性の欲を掻き立てるのかな?と思ったのである。むろん、ケース・バイ・ケースなのであろうが。
ただ普遍性とまでは言わないが、こうしたことが複数の女性に通用することを知ったのは経験によるものと思いたい。
一度温まった彼女の身体はそうした心因的なボルテージが上がったことも相まって早々に極まっていったのであった。
「また来ちゃう」
彼女はまた身を震わせて、また小さな山を登った。
これは前回の経験で序章の一部に過ぎないことはわかっていた。
だから今度は動きを止めることなく、そのまま腰を打ちつけたり回転させたりした。
何回か「逝くぅー」とか「来ちゃう」という言葉を聞いた。その後に来る何かを私は知っていた。だから手を緩めることはせずに動き続けたのである。
「おっきいの来ちゃうー」
やっと、その言葉が出た。これこそが彼女のフィッシュなのである。
私は高速ピストンを更に早めた。
彼女は絶叫と共に壁に手をつくことすらできずに床に崩れ落ちた。
つづく