この地に特有の(ラブホの)問題
やっとこの地も春めいてきた。
さすがにもう雪が舞うなんてことはないのではないかな?と思っているのではあるが過去にはゴールデンウィークに降った思い出もあるので、まだまだ気を抜く?ことはできない。
しかし、やっと周囲に雪がなくなり、冬の間に除雪などで削れた道路の白線引きなんぞが始まると妙に気分は高揚してしまうので、野外での活動をしたくなるのである。
逆に言えばラブホに行くことが少なくなっていく時期でもあるのだ。
この地における冬場のラブホでいうと何を最優先にするか?というと暖房器具なのである。特に宿泊を伴う場合はこれを気をつけておかないと痛い目に遭う。
さすがに都市部に於いてはそのようなところは数少ないのであるが、それでもちょっと郊外に行くと建物全体が冷えていて…ベッドなんてキンキンに冷えていることもあるから、いきなりスタート!なんてことにはまずならない。
特にセパレートタイプのものは怪しく、きちんとその辺りも考慮してホテル選びをしないといけないのである。
最初に寒くても、大型ファンヒーターなどがあってあっという間に暖かくなるならばまだいい。これがエアコンだけ、などということならばホテルを変えてもいいくらいと思っている。
ある時、冬場にあまりそのようなことも考えずに道南のラブホに泊まってしまったことがある。
この地の場合は「南」と書いてあるからといって暖かいわけでもない。「北」よりはいい、という程度で雪が少ないくらいで、特に放射冷却による朝方の冷え込みや寒流の上を通ってくる風はかなり冷たい。そう、南風が寒いのである。首都圏ではちょっと考えにくい。
そんな環境の中で暖房器具はエアコンのみというホテルに入ってしまったのである。
酔っていた、風呂に入った、ちょっとしたマット運動をした…最初はあまり気にならなかったのであるが夜中に強烈な寒さで目が覚めた。
ホテルを変えるには至らなかったがダウンジャケットまで着て横になった。
もちろん、朝の一からみなどということにはなりゃしなかったのである。
暖かい時期に未開拓のホテルに入るとこの暖房器具はそっとチェックをしておく。いつ何どきそこに宿泊するかわからないからだ。
そして、冬場はリサーチしていないラブホには宿泊してはならないのである。